解説 · 2026年8月時点
ビッグ・ファミリー・ファームは、ウズベキスタンで薬局チェーン「アクマル・ファーム」を運営する企業である。フェルガナ盆地を地盤とし、タシケント州、アンディジャン州、フェルガナ州に店舗を持つ。実店舗に加えてオンライン薬局を運営し、配送と店頭受け取りに対応する。
起点は1994年6月6日、アンディジャンで最初の薬局が民営化されたことにある。以後、家族が経営・品質管理・仕入れを分担する形で事業を広げ、ウズベキスタンでも知られた薬局チェーンの一つになった。
| 正式名 | Big-Family-Pharm(BFP) |
|---|---|
| 運営ブランド | 薬局チェーン「アクマル・ファーム(AkmalFarm)」 |
| 起点 | 1994年6月6日、アンディジャンで最初の薬局を民営化 |
| 事業 | 薬局チェーンの運営、医薬品のオンライン販売と配送、卸売 |
| 店舗 | タシケント州、アンディジャン州、フェルガナ州で86店(2026年6月、EBRD) |
| 取扱品目 | 医薬品・医療用品1万品目超(自社サイト) |
| 付帯事業 | 薬剤師の研修センター、調剤ラボ、アンディジャンの女性健康センター |
事業の内容
同社は、医薬品・医療用品を1万品目超そろえるオンライン薬局と、タシケントおよびアンディジャンの実店舗網、自社の流通体制を持つ。あわせて、薬剤師を養成する研修センター、製剤を調製するラボ、アンディジャンで運営する女性健康センターを備える。
仕入れは製造者と直接行い、仲介業者を挟まないことで価格を抑えていると説明している。医薬品はすべて品質検査と認証を経るとし、市内および地方への配送、店頭受け取り、電話による相談に対応する。
EBRDによる融資
2026年6月、欧州復興開発銀行(EBRD)は同社に最大1,000万ドル(870万ユーロ)を融資すると発表した。当時の店舗数はタシケント州、アンディジャン州、フェルガナ州の86店で、これを新たに100店増やす計画である。資金は店舗の内装工事、専用設備の調達、医薬品在庫に充てられる。
あわせて同社は、世界保健機関(WHO)の適正薬局規範(GPP)の導入を進める。EBRDの技術支援により、GPPと接遇技能に関する新しい研修プログラムを展開し、研修センターの近代化とデジタル化の戦略を策定する。
EBRDはこの融資を、ウズベキスタンにおける正規の医薬品へのアクセス改善を目的とする案件と位置づけている。売上高、利益、従業員数は公表資料からは確認できない。
参考資料
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。