解説 · 2026年8月時点
ニコラ(Nikora)は、ジョージアの食品製造とスーパーマーケットを兼ねる企業グループである。ソーセージやハムの製造から始まり、自社製品を売る店を持つところまで一気通貫で広げた。現在は持株会社ニコラ・マネジメント・グループ(NMG)のもとに食品、小売、物流の各社が並ぶ。日本でいえば食品メーカーがスーパーを直営しているような形で、この国の食卓と小売の両方に深く入り込んでいる。
| 正式名 | JSC Nikora Management Group(NMG)。中核事業会社はJSC NikoraとJSC Nikora Trade |
|---|---|
| 創業 | 1998年(食肉加工から出発) |
| 本社 | ジョージア・トビリシ |
| 事業 | 食品製造(食肉、水産、乳製品、アイスクリーム、製パン、菓子、ワイン)、スーパーマーケット、流通 |
| ブランド | スーパーの「ニコラ」「リブレ」、食品の「ニコラ」「ヌゲシ」「リブレ」 |
| 生産能力 | トビリシとポチの食肉工場で日産60トン |
| 資本市場 | ジョージア証券取引所に総額60億ラリ規模の社債を複数上場。2019年からスコープ・レーティングスの格付けを取得 |
| 売上高 | 約7億4,968万ラリ(2021年通期、Forbes Georgia集計で国内4位) |
食肉加工から小売へ
1998年、食肉製品の製造会社として出発した。2000年にトビリシで最初のスーパーマーケットを開き、製造と小売を組み合わせる形に転じた。その後、半調理品、水産、乳製品、アイスクリーム、製パン、冷凍菓子、ワインへと製造の範囲を広げ、輸入食品・飲料の総代理店も傘下に持つ。
生産設備はトビリシとポチの食肉工場(日産60トン)のほか、イメレティ州の流通拠点、オズルゲティのマス養殖場、ガルダバニ地区の農場を持つ。自社ブランド「ニコラ」「ヌゲシ」「リブレ」で約500品目を製造している。
小売網と資本市場
スーパーマーケットは「ニコラ」と「リブレ」の2ブランドで全国に展開する。Forbes Georgiaの企業ランキング(2021年決算)では売上高約7億4,968万ラリで国内4位に入り、小売・食品製造の分野では最大手である。
資金調達では国内の社債市場を活用しており、ジョージア証券取引所にニコラとニコラ・トレードの名義で複数の社債が上場している。2019年からは国際格付機関スコープ・レーティングスの格付けを継続して取得しており、非上場の同族系企業としては情報開示に積極的な部類に入る。
参考資料
- Nikora Management Group(公式サイト) ↗
- Securities — Georgian Stock Exchange(社債の上場情報) ↗
- The 100 Largest Georgian Companies by Revenue — Forbes Georgia ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。