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レンコ・グループ

イタリアの建設・エンジニアリング企業。

Renco Group S.p.A.
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

レンコ・グループは、イタリア・ペーザロに本社を置く国際的なエンジニアリング・建設グループである。設計・調達・施工を一括して請け負うゼネコン業務に加え、自ら事業を開発して官民連携(PPP)やプロジェクトファイナンスの組成者となる点に特徴がある。エネルギー分野と民間建築が事業の中心で、完成後の運転・保守まで担う。

コーカサスではアルメニアとの関わりが長く、エレバンの複合火力発電所を自ら開発・出資・建設した実績を持つ。2026年にはエレバンで大型の複合用途住宅開発にも乗り出している。

正式名Renco Group S.p.A.
本社イタリア・ペーザロ市モンテフェルトロ通り51
資本金6,000万ユーロ(全額払込済)
事業エンジニアリング、ゼネコン(総合建設)、事業開発。エネルギーと民間建築が中心
会長ジョバンニ・ガスパリーニ(持株会社の所有者兼会長)
最高経営責任者ジョバンニ・ルビーニ(事業子会社レンコS.p.A.およびレンコ・ヴァローレS.p.A.)
組織独立して事業を行う3つの中間持株会社で構成
登記情報VAT番号13273270150、ペーザロ商業登記簿REA番号150787

組織

グループは、それぞれ独立した産業機能を担う3つの中間持株会社で構成される。エネルギーと民間建築の分野で複雑な構造物を開発・建設する部門は、エンジニアリング、技術支援、運転・保守、プロジェクト管理までを提供する。もう一つの部門は、ホテルや多機能建築の運営、建設現場を支える物流・宿泊サービスを担う。

持株会社レンコ・グループS.p.A.の所有者兼会長はジョバンニ・ガスパリーニ、事業子会社レンコS.p.A.とレンコ・ヴァローレS.p.A.の最高経営責任者はジョバンニ・ルビーニである。資本金は6,000万ユーロで全額払込済みである。世界各地に地域事務所を置き、進出先ごとに現地企業として根を下ろす方針を掲げている。

アルメニアでの事業

同社はエレバンで、出力25万4,000キロワットのガス複合火力発電所を、設計・建設と25年間の運営を一体とする官民連携事業として開発した。プロジェクトファイナンスで資金を組成し、発電した電力はアルメニアの国営電力会社が購入する仕組みである。

事業会社ARMPOWERへの出資は、レンコとシーメンスが担った。レンコが60%にあたる5,690万ドル、シーメンスが40%にあたる3,790万ドルを出し、残る借入は世界銀行グループの国際金融公社(IFC)が取りまとめた国際金融機関の協調融資1億6,300万ドルでまかなわれた。アジア開発銀行、OPEC国際開発基金、ドイツ投資開発公社(DEG)も参加している。

工事は28か月で完了し、最大120人のイタリア人技術者と1,000人を超えるアルメニア人労働者が携わった。同社はアルメニアでの活動が20年以上に及ぶと説明しており、この案件を国際的なプロジェクトファイナンスの最初の本格的な取り組みと位置づけている。

2026年4月には、エレバンで計画される複合用途の住宅開発について、欧州復興開発銀行(EBRD)とイネコバンクがリスク分担ファシリティにもとづく上位担保付き融資3,000万ドル(2,600万ユーロ)を供与すると発表された。借入主体は同社と現地のアダミウム・グループが共同で保有する特別目的会社ヌオーヴォ・ヴェロドロモである。延床面積はおよそ4万7,000平方メートル、総事業費は9,200万ドル(7,900万ユーロ)で、米国のLEED「ゴールド」認証の取得を目標とする。アルメニアで国際的なグリーンビルディング認証の取得を目指す唯一の複合用途住宅になるとされている。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

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