解説 · 2026年8月時点
シルクロード・グループ(Silk Road Group)は、ジョージアを代表する民間投資グループの一つである。通信、ホテル、不動産開発、輸送、発電を手がけ、なかでも総合通信事業者シルクネットが最大の事業である。社名のとおり、ジョージアとコーカサス・中央アジア、そして世界をつなぐインフラへの投資を掲げており、中間回廊(カスピ海横断輸送ルート)の物流にも関わってきた。
| 正式名 | Silk Road Group Holding LLC |
|---|---|
| 本拠 | ジョージア・トビリシ |
| 性格 | ジョージア有数の民間投資グループ |
| 事業 | 通信(シルクネット)、ホテル・不動産(シルク・ホスピタリティ、シルク・リアル・エステート)、輸送、水力発電 |
| ホテル | トビリシとバトゥミのラディソン・ブル、ツィナンダリのラディソン・コレクションなど |
| 発電 | 水力10MWが稼働、40MWを開発中 |
| 輸送 | 鉄道とカスピ海の海上輸送、アゼルバイジャン・ジョージア・カザフスタン・トルクメニスタン等の港湾での積替え。従業員約200人 |
| 売上高 | 約5億5,996万ラリ(2021年通期、Forbes Georgia集計で国内15位) |
事業の構成
最大の事業は通信で、ジョージアの総合通信事業者シルクネットを傘下に持つ。シルクネットは1997年3月15日にジョージア初の携帯電話通話を実現したジオセルを2018年に取得しており、固定と移動体の両方を持つ体制になっている。
第二の柱がホスピタリティと不動産である。トビリシとバトゥミのラディソン・ブル、カヘティ地方ツィナンダリのラディソン・コレクションなどを開発し、運営会社シルク・ホスピタリティが管理する。トビリシの旧電信局を改装した「ザ・テレグラフ、ア・ラディソン・コレクション・ホテル」も同グループの案件である。
エネルギーでは水力発電に投資しており、10MWが稼働、40MWを開発中である。輸送部門は液体・乾貨物の輸送で20年以上の実績を持ち、鉄道とカスピ海の海上輸送、アゼルバイジャン、ジョージア、カザフスタン、トルクメニスタン、ロシア、トルコの港での積替えを扱う。従業員は約200人である。
企業ランキングでの位置
Forbes Georgiaの企業ランキング(2021年決算)では、シルクロード・グループ・ホールディングが通信分野の企業として売上高約5億5,996万ラリで国内15位に入った。持株会社が単体で上位に並ぶこと自体、この国の企業ランキングが法人単位で作られていることの表れでもある。
傘下のシルクネットがユーロ債の発行体として四半期ごとに財務を開示しているため、グループの中核事業の数字は外部から追える。一方、ホテルや不動産を含むグループ全体の連結財務は公表されていない。
参考資料
- Silk Road Group(公式サイト) ↗
- Q1 2025 Consolidated Financial Results — Silknet(親会社の記載あり) ↗
- The 100 Largest Georgian Companies by Revenue — Forbes Georgia ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。