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ウズトランスガス

ウズベキスタンの幹線天然ガスパイプラインを運営する国有会社。ロシア産ガスの輸入拡大に向けた輸送網の近代化を担っている。

JSC O'ztransgaz
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

ウズトランスガス(O'ztransgaz)は、ウズベキスタンの幹線天然ガスパイプラインを運営する国有会社である。国内の生産地と消費地、そして国境をつなぐ輸送網を握り、近年はロシアからの輸入ガスを受け入れる側の設備投資を担っている。ウズベキスタンがガス輸出国から輸入国へ転じつつある変化を、最も直接的に映す会社といえる。

正式名JSC O'ztransgaz
本社ウズベキスタン・タシケント
事業幹線ガスパイプラインの運営、天然ガスの輸送と地下貯蔵
上場共和国証券取引所「トシケント」に上場(ティッカーUTGA、2010年7月上場)
株主ウズベキスタン国有
投資計画ロシア産ガスの輸入拡大に向けた幹線パイプラインの近代化に最大4億7,000万ドル(2024〜2030年)

輸送網の役割

同社は国内の幹線ガスパイプラインと圧縮機ステーション、地下ガス貯蔵施設を運営する。ウズベキスタンは二重内陸国であり、ガスの受け渡しはすべて陸上のパイプラインを通る。したがって輸送設備の能力がそのまま供給の上限になる。

共和国証券取引所「トシケント」の上場企業でもあり、株式が売買されている。国有企業でありながら定期的な開示義務を負う点は、ウズベキスタンのインフラ会社としては特徴的である。

輸入受け入れの拡大

2023年10月に始まったロシアからのガス供給は、2025年に64億8,000万立方メートルへ増えた。契約上は年間最大77億立方メートルまで供給できるとされ、ガスプロムバンクの試算では2030年までにウズベキスタン向けが120億立方メートルへ拡大する可能性がある。

この受け入れ能力を確保するため、同社は2024年から2030年にかけて最大4億7,000万ドルを投じて幹線パイプラインを近代化する。輸入能力を日量900万立方メートルから3,200万立方メートルへ引き上げる計画である。国内生産の減退と輸入の拡大が同時に進むなか、同社の設備投資の進み方がウズベキスタンのエネルギー安全保障を左右する。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

ウズトランスガスとは | Caspian Intelligence