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アメリアバンク

アメリアバンク(Ameriabank)は、アルメニアの大手商業銀行である。2024年3月にジョージアのバンク・オブ・ジョージアを中核とする持株会社(現ライオン・ファイナンス・グループ)に買収され、コーカサス2カ国にまたがる銀行グループの一翼を担う。ロンドン証券取引所に上場する親会社の連結対象であるため、アルメニアの銀行としては珍しく、国際的な開示基準のもとで

Ameriabank CJSC

解説 · 2026年8月時点

アメリアバンク(Ameriabank)は、アルメニアの大手商業銀行である。2024年3月にジョージアのバンク・オブ・ジョージアを中核とする持株会社(現ライオン・ファイナンス・グループ)に買収され、コーカサス2カ国にまたがる銀行グループの一翼を担う。ロンドン証券取引所に上場する親会社の連結対象であるため、アルメニアの銀行としては珍しく、国際的な開示基準のもとで業績が四半期ごとに公表される。

正式名Ameriabank CJSC
設立1992年7月(アルメニア輸出入銀行=アルミンペクスバンクとして)
現社名2008年5月に改称
本店アルメニア・エレバン
株主ライオン・ファイナンス・グループ(ロンドン上場)が約90%、欧州復興開発銀行(EBRD)が10%
純利益726億1,000万ドラム(2025年通期、前年比20.96%増。国内2位)
市場シェア融資21.7%、預金19.5%(2025年12月時点)
納税額221億ドラム(2026年1〜6月、国内6位)
資本市場AMXの債券発行体。株式は非上場

沿革

1992年7月にアルメニア輸出入銀行(アルミンペクスバンク)として設立され、同年9月にアルメニア中央銀行から銀行免許を得た。1995年4月に外国投資家が株式の過半を取得し、2008年5月の臨時株主総会の決議でアメリアバンクへ改称した。同年10月にアルメニア証券取引所の会員となっている。

2024年2月、ジョージアのバンク・オブ・ジョージア・グループが約3億360万ドルでの買収を発表し、必要な株主承認と当局の認可を得て同年3月29日に取引が完了した。買収後もEBRDが発行済株式の10%(1万1,713株)を保有し続けており、この持分にはプットとコールのオプションが付されている。親会社は2025年2月にライオン・ファイナンス・グループへ社名を改めた。

業績と市場での地位

2025年通期の純利益は726億1,000万ドラムで、前年比20.96%増と国内2位につけた。首位のアルドシンバンクとは差があるものの、業界全体の利益が4,213億ドラムであることを考えれば、上位2行で業界利益の半分を占める構図である。

2025年12月時点で融資の21.7%、顧客預金の19.5%を占め、貸出シェアでは国内最大級となっている。国家歳入委員会の大口納税者リストでは2026年1〜6月に221億ドラムを納め、国内6位に入った。

親会社との関係

親会社のライオン・ファイナンス・グループはジョージアのバンク・オブ・ジョージアを中核とする銀行持株会社で、ロンドン証券取引所に上場する。アルメニア事業はグループ総資産のおよそ4分の1を占める。コーカサスの銀行を国際市場の目に触れる形で比較できる数少ない経路であり、同行の四半期業績は親会社の開示を通じて確認できる。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

アメリアバンクとは | Caspian Intelligence