解説 · 2026年8月時点
バンク・センタークレジット(Bank CenterCredit、BCC)は、カザフスタンの主要商業銀行の一つである。カザフスタン証券取引所に1999年から株式を上場し、KPMGの監査を受けた連結財務諸表を公表している。2025年12月期の総資産は8兆5,210億テンゲ、連結の当期利益は2,683億テンゲだった。
| 正式名 | Bank CenterCredit Joint Stock Company |
|---|---|
| 本社 | カザフスタン・アルマトイ |
| 上場 | カザフスタン証券取引所(ティッカーCCBN。1999年8月から取引) |
| 事業 | 商業銀行。法人・個人向け融資、決済、証券子会社BCCインベスト |
| 総資産 | 8兆5,210億テンゲ(2025年末、前年の7兆678億テンゲから増加) |
| 当期利益 | 2,683億テンゲ(2025年通期、連結。前年は2,024億テンゲ) |
| 1株当たり利益 | 1,501.47テンゲ(2025年通期、基本) |
| 貸出 | 法人向け1兆2,552億テンゲ、個人向け3兆2,451億テンゲ(2025年末) |
| 自己資本 | 8,488億テンゲ(2025年末) |
| 配当 | 2025年度の普通株は無配(2026年3月18日の株主総会で決定) |
2025年の業績
2025年12月期の連結財務諸表によれば、利息収入は9,211億テンゲ(前年7,327億テンゲ)、営業収益は5,416億テンゲ(同4,380億テンゲ)で、当期利益は2,683億テンゲとなった。銀行の株主に帰属する利益は2,676億テンゲ、基本1株当たり利益は1,501.47テンゲである。
総資産は8兆5,210億テンゲへ増え、貸出は法人向け1兆2,552億テンゲ、個人向け3兆2,451億テンゲとなった。個人向けが法人向けの2.5倍を超える構成で、リテール寄りの資産構造が特徴である。自己資本は8,488億テンゲだった。
2026年3月18日の年次株主総会は、2025年度の監査済み財務諸表を承認するとともに、普通株の配当を実施せず、純利益を過年度の利益剰余金に留保することを決めた。
位置づけ
カザフスタンの銀行部門は、ハルィク銀行とカスピ・ケーゼットの二強に、フォルテバンク、バンク・センタークレジットなどが続く構造である。BCCは証券子会社BCCインベストを通じてKASEの主要な市場参加者でもあり、上場企業のマーケットメーカーを務めている。
国内の金鉱山会社ソリッドコア・リソーシズのグリーン案件向けに6,000万ドルの投資融資を実行するなど、資源・エネルギー分野の企業金融にも関与する。
参考資料
- Bank CenterCredit Joint Stock Company — Consolidated Financial Statements 2025(KPMG監査、KASE掲載) ↗
- Shareholders of Bank CenterCredit decided not to pay dividends on common shares for 2025 — KASE(2026年3月19日) ↗
この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。