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アゼルバイジャン大統領府

アゼルバイジャンの大統領府。大統領令・大統領決定の原文と、国家プログラムの本文を公表する。日付順の文書一覧から命令番号ごとの本文とPDF添付にたどれる。

Administration of the President of Azerbaijan
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

アゼルバイジャン大統領府は、大統領の職務を支える国家機関である。公式サイトpresident.azは大統領の日程と発言、署名された文書を掲載する一次資料であり、同国の政策決定を追ううえで欠かせない。エネルギー、運輸、経済に関する重要な決定の多くは大統領令または大統領指令の形をとるため、その全文がここで確認できる。

アゼルバイジャンでは大統領の権限が広い。憲法第109条は、国家予算をミッリ・マジリス(国民議会)に提出すること、国家の経済・社会プログラムを承認すること、中央・地方の執行機関を設置すること、閣僚を任免することなどを大統領の権限として列挙している。経済政策の起点が大統領府にあるため、企業や投資の話題でもこのサイトが出典になることが多い。

正式名Administration of the President of the Republic of Azerbaijan(Azərbaycan Respublikası Prezidentinin Administrasiyası)
設置の根拠憲法第109条13項。大統領が大統領府を設置し、その長官を任命する
長官サミル・ヌリエフ(2026年8月時点)
大統領報道官オルハン・サッタロフ(同)
大統領の任期7年(憲法第101条)
公表物会談・行事・訪問・接見・演説・署名・記者会見・インタビュー・報道サービス情報の各ニュース、書簡・大統領令・大統領指令・教書・声明の各文書
言語アゼルバイジャン語・英語・ロシア語

位置づけと構成

憲法第109条13項は、大統領府を設置し、その長官を任命する権限を大統領に与えている。大統領は普通・直接・平等選挙により任期7年で選出され(第101条)、憲法裁判所が投票日から14日以内に結果を公式に発表する(第102条)。

2026年8月時点の公式サイトの構成一覧によれば、大統領府長官はサミル・ヌリエフ、第一副大統領事務局長はアルタイ・ハサノフである。大統領補佐官が複数置かれ、外交政策部長ヒクマト・ハジエフ、経済問題・革新的発展政策部長シャフマル・モフスモフ、経済政策・産業問題部長ナティグ・アミロフ、社会経済問題担当ハリド・アハドフ、国家統制問題部長キャラム・ハサノフ、領域・組織問題部長ゼイナル・ナグダリエフらの名が並ぶ。

このほか、大統領官房長ベイレル・エユボフ、大統領報道官オルハン・サッタロフ、公務員・人事問題部、青年政策・スポーツ問題部、人道政策・ディアスポラ・多文化・宗教問題部、立法・法政策部、軍事問題部、法執行機関との協働部、非政府組織・コミュニケーション部、政党・立法機関との関係部、文書処理部などが置かれている。

第一副大統領には別に事務局(Secretariat of the First Vice-President)が置かれ、公式サイト上でもニュース・写真・動画の欄が分けられている。

公式サイトが公表しているもの

ニュース欄は種類ごとに分かれている。会談(Meetings)、行事(Events)、訪問(Visits)、接見(Receptions)、演説(Speeches)、署名(Signing)、記者会見(Press conferences)、インタビュー(Interviews)、そして報道サービス情報(Press service information)である。演説は原則として全文が掲載され、外国首脳との共同記者会見の発言も含まれる。

文書欄には書簡(Letters)、大統領令(Decrees)、大統領指令(Orders)、教書(Addresses)、声明(Statements)が並ぶ。予算、税制、国営企業、インフラ事業に関する決定はこの欄で全文が読める。

国情の解説として、歴史、領土、人口、憲法、国家象徴、祝日といったページが「アゼルバイジャン」の下に置かれている。エネルギー事業、ユーラシアの輸送ハブとしてのアゼルバイジャン、2024年のCOP29議長国としての活動など、テーマ別の特集ページもある。

市民向けには、大統領への書簡送付、受理した書簡の統計、大統領府市民受付センターの面談日、面談予約、中央執行機関の長による市民面談日程が掲載されている。

市民との窓口と資料

大統領府は市民からの書簡を受け付けており、公式サイトから直接送付できる。受理した書簡の欄、大統領府市民受付センターの面談日、面談予約、都市・地区における中央執行機関の長による市民面談の日程も公開されている。

資料としては写真アルバムと動画のページがあり、会談や訪問の記録が公開されている。大統領官邸(Presidential Palace)の説明ページもある。

テーマ別のページには、アルメニア・アゼルバイジャン紛争、愛国戦争、「大帰還」、エネルギー事業、ユーラシアの輸送ハブとしてのアゼルバイジャン、COP29議長国としての活動などが含まれる。エネルギーと輸送のページは、同国の対外経済政策を政府自身がどう説明しているかを読むうえで手がかりになる。

利用上の注意

アゼルバイジャン語・英語・ロシア語の3言語で運用されているが、掲載の速さと収録範囲は言語によって差がある。文書の正式な効力を持つのはアゼルバイジャン語版である。

大統領令には、公表と同時に施行されるものと、施行日が別に定められるものがある。事業の開始時期を読むときは本文の施行規定まで確認する必要がある。

報道サービス情報(Press service information)の欄は、大統領府が事実関係の説明や反論を出すときに使われる。会談の結果や人事の発表と同じ欄に並ぶため、種別を確認して引用する必要がある。

大統領府の構成一覧に載る役職者は随時入れ替わる。人名を引くときは、参照した時点を添えるのが確実である。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

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