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輸送回廊研究センター(TCRC)

ジョージアの輸送回廊に関する調査機関。カスピ海と黒海を結ぶ物流の分析を公表する。

Transport Corridor Research Center
公式サイト ↗

解説 · 2026年8月時点

輸送回廊研究センター(TCRC)は、ジョージアを通る国際輸送回廊を専門に調査する非営利の研究組織である。2014年に設立され、中間回廊(カスピ海横断輸送ルート)のジョージア区間について、貨物の流れ、インフラの容量、料金と通関の実務を継続的に分析している。

ジョージアの物流分野では、鉄道・港湾・道路輸送の実勢を数字で追う独立した情報源が限られる。同センターは月次・週次の貨物データや事業者の動きをまとめて公表しており、この地域の輸送を扱う報道が参照する分析の出所になっている。

正式名Transport Corridor Research Center(სატრანსპორტო დერეფნის კვლევის ცენტრი)
設立2014年
法人格非営利法人
所在ジョージア
創設者・所長パアタ・ツァガレイシビリ
活動中間回廊(ミドル・コリドー)のジョージア区間に関する調査・分析、貨物量と輸送インフラの評価、業界向けの情報発信

設立と目的

中間回廊のジョージア区間の輸送インフラ整備が国家の優先課題とされたことを背景に、2014年に非営利法人として設立された。掲げる使命は、中間回廊の経済的な可能性と、その競争力の要素を明らかにすることである。

具体的な目的として、ジョージアを通る回廊の競争力に影響する要因の評価、貨物を生み出す地域からの集荷可能性の評価、回廊沿いのインフラの通過能力と予想貨物量の適合性の研究、インフラ案件の特定と投資誘致の論拠づくり、輸送分野の発展に向けた戦略的な見取り図の形成を挙げている。

体制

創設者で所長のパアタ・ツァガレイシビリは、輸送回廊の潜在力と競争力をテーマに博士号を取得し、運輸省・インフラ省・経済省で要職を歴任した。欧州・コーカサス・アジア輸送回廊(TRACECA)のジョージア国内事務局で次席を務め、多数の事業で現地調整を担当している。ジョージア工科大学輸送学部の准教授でもあり、輸送分野で100本を超える論文がある。

このほか、都市交通・公共交通を含む輸送分野の制度設計を専門とする専門家が参加している。TRACECAプログラムと中間回廊の開発に関わる国際事業に20年以上携わってきた人材が中心である。

発信の内容

公表物は、ニュースと分析、輸送回廊の路線図、インフォグラフィック、調査報告、映像資料に分かれる。扱う主題は、上ラルス検問所を通るロシア向けの貨物、中間回廊経由のカザフスタン産原油の輸送、ジョージア鉄道とバトゥミ石油ターミナルの取扱量、トラック運転手の不足と賃金水準など、実務に近い論点が多い。

掲載はジョージア語が中心である。ジョージアの物流を扱う報道が同センターの推計を引用する例は多く、公式統計が出るまでの間の実勢をつかむ手がかりとして使われている。

参考資料

この解説は編集部がまとめたもので、2026年8月時点の情報に基づく。記事とは異なり、新しい事実が 確認できしだい随時更新する。誤りに気づいた方はお問い合わせください。

MENTIONED IN

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