キルギスのカスィマリエフ内閣議長(首相)は8月21日、イシク・クル州の州都カラコルでプーシキン公園の改修完成式典に出席し、近年でカラコル市内の道路の50%超を改修したと述べた。内閣が発表した。公園の改修と整備には4億5,000万ソムが投じられ、同日に再開館したカラコル歴史郷土博物館の改修には共和国予算から1億5,900万ソムが充てられた。市内最大の建設事業は国際空港カラコルだという。
首相は同じ日程で市内の建設現場も視察している。下水処理施設は解体と掘削を終え、倉庫と管理棟が完成して機材の設置も済み、今秋の完工を見込む。会議場とスポーツ複合施設も工事中である。
| 事業 | 規模・費用 |
|---|---|
| プーシキン公園の改修・整備 | 4億5,000万ソム |
| 歴史郷土博物館の改修 | 1億5,900万ソム(共和国予算) |
| 下水処理施設 | 今秋の完工予定 |
| 会議場 | 1,500席(大ホール、別ホール、会議室、図書室) |
| スポーツ複合施設 | 12ヘクタール・5,000席。五輪規格プール、200人分のホテル、275人分のスポーツ寄宿舎を併設 |
| 市内道路 | 近年で50%超を改修 |
| 上下水道 | 近代化を継続中 |
カラコルの人口は約10万人で、昨年の来訪者は約30万人と人口の3倍近くに達した。首相は同じ演説で、1〜7月の建設業が60.6%増と高い伸びを示したことにも触れている。人口の3倍の来訪者を受ける都市で、道路・上下水道・宿泊・催事の受け皿を同時に建てるのは、夏の湖水浴に偏った季節変動をならすための投資と読める。1,500席の会議場と五輪規格のプールは、湖以外の目的で人を呼ぶための設備である。そのうえで国際空港が市内最大の事業になっているのは、受け皿を整えたあとに残る制約が到達性だからだろう。
