運輸・インフラ

ミルジヨエフ大統領、SCO首脳理事会で鉄道空間統合評議会の創設を提案。開発銀行の実務的な立ち上げも求める

ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領は9月1日、ビシケクの上海協力機構(SCO)首脳理事会で、加盟国の鉄道空間統合評議会の創設を提案した。優先課題は物流インフラ開発の調整と各国輸送システムの継ぎ目のない接続だという。開発銀行の実務的な立ち上げや産業協力マップの策定も求めた。採択の有無は大統領府の発表に書かれていない。

資料写真:高速鉄道アフラシャブ(サマルカンド)/Jean Housen(CC BY-SA 4.0)出典
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ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領は9月1日、ビシケクで開かれた上海協力機構(SCO)の首脳理事会で演説し、加盟国の鉄道空間の統合に関する評議会を設けることが適切だと述べた。優先課題として挙げたのは、物流インフラ開発の調整と、各国の輸送システムの継ぎ目のない接続の確保である。会議はSCO創設から25年にあたる年に開かれ、キルギスのジャパロフ大統領が議長を務めた。演説では輸送以外の経済分野でも提案が並んだ。

提案演説での説明
鉄道空間統合評議会加盟国の鉄道空間の統合に関する評議会を設ける。優先課題は物流インフラ開発の調整と各国輸送システムの継ぎ目のない接続の確保
SCO開発銀行一般原則の擦り合わせから実務的な立ち上げへ今すぐ移る。政府首脳理事会が輸送・エネルギー・産業協力・デジタルインフラの最優先案件の組成を始める
SCO産業協力マップ特別経済区、生産工程、販売市場、物流を束ね、企業・投資家・行政のための共通のデジタル窓口とする
構想「SCO2040 共同発展の空間」投資・技術・知識が自由に行き交い、大型のインフラ・産業事業が実施され、地域・企業・人の直接の結びつきが広がる空間を形づくる
水・エネルギー効率の技術協力プログラム食料・水・エネルギー安全保障の専門機構を設ける一歩となりうるものとして、2035年までを対象に策定する

大統領府が同じ日に公表した会議の発表によると、首脳理事会ではビシケク宣言、2002年6月7日のSCO憲章を改める議定書、核の安全と核セキュリティのための多国間パートナーシップ強化に関する宣言のほか、主要分野の協力を強めるための文書一式が採択された。鉄道評議会の提案がこの中に含まれるかどうかは、演説にも会議の発表にも書かれていない。発表からは、提案が決定に至ったかどうかは確かめられない。大統領は、ウズベキスタン国内でSCO諸国との共同事業が1,500件を超え、相互の貿易と投資が増えていると述べ、この流れを持続的な多国間のバリューチェーンの発展に向けるべきだとした。

この記事の日付 2026年9月1日 は、出典が発表された日です。

本サイトでの初出 2026年9月7日 2:28

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