キルギス国家統計委員会が8月17日に公表した2026年1〜6月の貿易統計によると、清涼飲料・ミネラルウォーター・果実野菜ジュースの3分類を合わせた輸入は1億0,014万ドルで、輸出548万ドルの18.3倍に達した。差し引き9,467万ドルの輸入超過である。輸入額は前年同期比53.2%増と伸びた一方、輸出額は1.4%増にとどまった。
輸入の8割を占めるのは砂糖や香料を加えた水と清涼飲料で、8,142万ドル・1億5,113万リットル。金額の伸びが最も大きいのは無糖のミネラルウォーターの6.5倍で、果実・野菜ジュースの2.1倍が続く。ただし数量の伸びは、いずれの分類でも金額の伸びを下回る。
| 分類 | 輸入(1〜6月) | 輸入の前年同期比(金額/数量) | 輸出(1〜6月) |
|---|---|---|---|
| 砂糖等を加えた水・清涼飲料 | 8,142万ドル/1億5,113万リットル | 35.6%増/21.6%増 | 476万ドル/1,048万リットル |
| 無糖のミネラルウォーター | 1,104万ドル/726万リットル | 6.5倍/85.2%増 | 34万ドル/106万リットル |
| 果実・野菜ジュース | 769万ドル/3,592.9トン | 2.1倍/6.0%増 | 38万ドル/424.9トン |
| 合計 | 1億0,014万ドル | 53.2%増(金額) | 548万ドル |
輸入の92.5%はカザフスタン(4,355万ドル)、ウズベキスタン(2,702万ドル)、ロシア(2,211万ドル)の3か国から入る。伸びは相手国に偏り、金額でみるとウズベキスタンの甘味飲料が前年同期の3.8倍、ロシアの無糖ミネラルウォーターが33.9倍になった。一方、輸出の85.0%はカザフスタン向けで、キルギスは同じ相手から買い、同じ相手へ売っている。数量で見ても甘味飲料の輸入は輸出の14.4倍で、国内の充填能力が国内需要にも近隣市場にも届いていない。山岳の水に恵まれた国が、瓶に詰めた水を輸入で埋めている構図である。
表の金額は四捨五入しているため、各項目の和は合計欄と一致しない。
