ウズベキスタン中央銀行が9月19日に公表した8月の調査で、住民の今後12か月のインフレ期待は加重平均9.8%と、7月の10.1%から0.3ポイント下がった(中銀の表現は「前月比でやや低下」)。事業者の期待も加重平均9.6%と、7月の9.8%から0.2ポイント下がった。中央値はともに8%だった。回答者数は住民3,248、事業者1,800で、調査の実施期間と方法は資料に書かれていない。
住民が感じている物価上昇率(体感インフレ)は平均値10.1%で、7月から0.2ポイント下がった。今後の物価を押し上げうる要因に為替レートの変動を挙げた割合は、住民で7月の19%から14%へ、事業者で21%から14%へ下がった。資料に並ぶ要因で割合が最も高いのは、住民では公共料金の値上がり(53%)、事業者では燃料・エネルギー資源の値上がり(55%)だった。
| 項目 | 6月 | 7月 | 8月 |
|---|---|---|---|
| 住民のインフレ期待(加重平均) | 10.1% | 10.1% | 9.8% |
| 住民のインフレ期待(中央値) | 8% | 9% | 8% |
| 事業者のインフレ期待(加重平均) | 9.9% | 9.8% | 9.6% |
| 事業者のインフレ期待(中央値) | 8% | 9% | 8% |
| 住民の体感インフレ(平均値) | 10.2% | 10.3% | 10.1% |
| 住民の体感インフレ(中央値) | 8.0% | 9.0% | 9.0% |
中銀は9月16日に政策金利を年14%に据え置いた際の発表で、住民と事業者のインフレ期待は低下を続けたが、総合インフレより下がり方が遅く、価格形成にインフレの惰性の影響が一定程度残っていることを示すと説明した。同じ発表によると、8月の総合インフレ率は前年同月比6.2%だった。中銀は、2027年末までにインフレ率を目標の5%へ下げるのに必要な金融環境を確保し続けるとしている。
