金融・投資

ウズベキスタン中銀、政策金利14%を据え置き。8月のインフレ率は年6.2%、物価の評価は「低下が続く」へ

ウズベキスタン中央銀行は9月16日、政策金利を年14%に据え置いた。8月の総合インフレ率は前年同月比6.2%、コアインフレは約5.5%。発表文は7月29日と比べ、インフレの評価を「低下のペースが鈍った」から「低下が続く」へ改め、内需は活発としつつ総需要の一部に安定の兆しを認めた。2026年のインフレ率と成長率の見通しの数字は示していない。

資料写真:ウズベキスタン中央銀行カシュカダリヤ支店/MirfayzbekAbdullayev(CC0)出典
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ウズベキスタン中央銀行は9月16日の理事会で、政策金利を年14%に据え置いた。政策金利は2025年3月20日の会合で0.5ポイントの引き上げが決まり、中銀の金利の履歴によれば3月24日から年14%が適用されている。以後の会合でも14%が維持されている。8月の総合インフレ率は前年同月比6.2%に鈍化し、コアインフレは約5.5%の水準だった。発表文は、インフレの低下が続き、経済の動きがより均衡してきた兆しも一部で表れているものの、インフレを押し上げるリスクが一部残るため、現行の引き締め的な金融環境の維持が必要だとした。

2027年末までにインフレを目標の5%へ下げるのに必要な金融環境を確保し続けるとした。この年限は2025年10月24日の発表と、同年11月18日の理事会決定で承認された金融政策の基本方針(2026年および2027〜2028年)に既に示されている。政策金利を検討する次回の理事会は10月28日に予定されている。

据え置きは前回の7月29日と同じだが、物価と内需の評価の書きぶりは変わった。

項目7月29日の発表9月16日の発表
インフレ直近数か月で低下のペースが鈍った。6月は年6.4%に加速8月は年6.2%に鈍化し、低下の傾向が続いた
コアインフレ5.7%で、直近数か月はほぼ変化なし約5.5%の水準
内需・経済活動内需の高い伸びが続く。上期の実質GDPは8.5%増消費・投資需要は活発だが、直近数か月で総需要の一部の構成要素に安定の兆し。経済への与信の伸びは徐々に正常化
スムの実質実効レート記述なし一部の主要な貿易相手国の通貨安を背景に年間を通じて上昇し、輸入物価を通じて物価上昇圧力を和らげている
2026年の見通しインフレ6.5%、成長率7.5〜8%程度数字を示していない
次回会合9月16日10月28日

6月17日の発表にあった、インフレ期待の持続的な低下とエネルギー料金の引き上げの二次的影響の最小化、コアインフレの良好な推移が「金融環境の段階的な緩和への移行を可能にする」という一文は、7月29日の発表で消え、今回も戻っていない。スムの実質実効レートに関する記述は、7月29日と6月17日の発表には無い。今回の発表は、インフレと内需の書きぶりが前回より落ち着いた一方で、金融環境の緩和に向かう記述は置いていない。

この記事の日付 2026年9月16日 は、出典が発表された日です。

本サイトでの初出 2026年9月19日 3:17

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