ジョージアに2026年7月に入った海外からの送金は3億5005万ドル(9億2220万ラリ)だった。ジョージア国立銀行の更新データとして、BPNが伝えた。前年同月を3.9%、金額にして1310万ドル上回っている。
伸び率そのものは小さい。注目すべきは中身の入れ替わりである。
| 送金元 | 2026年7月 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 米国 | 6777.3万ドル | +11.23% |
| イタリア | 5592.5万ドル | +0.37% |
| ロシア | 4201.6万ドル | -7.15% |
| ドイツ | 3172.3万ドル | +8.49% |
| イスラエル | 2928.0万ドル | +21.62% |
| ギリシャ | 2800.3万ドル | +7.32% |
| トルコ | 1221.6万ドル | +21.81% |
| スペイン | 982.7万ドル | -1.88% |
| カザフスタン | 826.3万ドル | -4.54% |
| キルギス | 816.5万ドル | -27.69% |
ロシアは3位に位置するが、前年同月から7.15%減った。一方で米国が11.23%、イスラエルが21.62%、トルコが21.81%と2桁の伸びを見せている。全体が3.9%しか伸びていないのは、この増減が互いを打ち消し合っているためである。
中央アジアからの送金も減っている。キルギスからは27.69%減、カザフスタンからは4.54%減であり、いずれも金額は800万ドル台と小さいが、方向は同じである。
送金元の集中度は上がった。1か国あたり100万ドルを超えた上位29か国が全体の97.6%を占めており、前年同月の97.2%から高まっている。裾野が広がったのではなく、主要な送金元の内部で順位が入れ替わったということである。
ジョージアから海外への送金は7月に3900万ドル(1億280万ラリ)で、前年同月の3730万ドルから4.7%増えた。入ってくる額の9分の1程度にとどまる。
同じ動きはウズベキスタンでも起きている。2026年上期に同国が受け取った送金は93億ドルで13%増えたが、送金元別に見ると英国からが62%、EU諸国からが27%、米国からが19%それぞれ増えた。Gazeta.uzが伝えた。
両国に共通するのは、総額の伸びが穏やかでも、送金元の地理が動いているという点である。ジョージアの場合、労働者が向かう先が欧州と米国、イスラエル、トルコへ移りつつあることを示す。ロシアへの出稼ぎに依存する構図が薄まれば、ルーブル相場やロシアの景気に家計収入が左右される度合いも下がる。
一方で、送金は消費と不動産に直結する。ジョージアの受取額が3.9%増にとどまったことは、内需の押し上げ要因としては前年ほど強くないことを意味する。
