資料写真:渓谷の修道院/Diego Delso(CC BY-SA 4.0)出典

金融・投資

アルメニアのGDP、第2四半期の実質成長率は6.7%。名目は2兆8,349億ドラム、第1四半期は5.2%増

アルメニア統計委員会が8月20日に公表した2026年第1・第2四半期のGDP速報値によると、実質成長率は第1四半期が5.2%、第2四半期が6.7%だった。名目GDPは第1四半期が2兆3,318億ドラム、第2四半期が2兆8,349億ドラム。成長の大半を商業・サービスが担い、農業は押し下げ要因になった。

この記事が扱う国。国境は Natural Earth(パブリックドメイン)、点は各国の首都の位置。

アルメニア統計委員会は8月20日、2026年第1・第2四半期のGDP速報値を公表した。実質のGDP指数は前年同期を100として第1四半期が105.2、第2四半期が106.7で、成長率にすると5.2%と6.7%にあたる。名目GDPは第1四半期が2兆3,318億2,050万ドラム、第2四半期が2兆8,348億9,420万ドラムだった。1人あたりでは第1四半期が75万2,564ドラム(1,989ドル)、第2四半期が91万3,892ドラム(2,468ドル)である。

大分類別の内訳は次のとおり。寄与度は成長率のうち各部門が占める分(パーセントポイント)。

部門名目(第1四半期)名目(第2四半期)実質指数(前年同期=100)成長寄与度
GDP全体2兆3,318億2,050万ドラム2兆8,348億9,420万ドラム105.2/106.75.15/6.65
農林水産業724億7,130万ドラム1,872億7,000万ドラム98.4/84.7-0.06/-0.97
鉱工業(エネルギーを含む)3,817億6,730万ドラム4,323億3,150万ドラム106.8/106.41.47/0.99
建設903億7,020万ドラム1,535億910万ドラム120.6/120.00.66/1.09
商業・サービス1兆5,863億3,770万ドラム1兆8,443億5,500万ドラム104.1/107.72.91/5.25
間接的に計測される金融仲介サービス(FISIM、控除分)-859億3,590万ドラム-936億3,380万ドラム108.6/108.9-0.33/-0.29
生産物への税(補助金控除後)2,868億990万ドラム3,110億6,240万ドラム103.9/107.30.50/0.58

成長の中身は偏っている。第2四半期の6.65ポイントのうち5.25ポイントは商業・サービスによるもので、鉱工業は0.99ポイント、建設は1.09ポイントにとどまる。建設は前年同期比で20.0%伸びたが、名目GDPに占める比率が5.4%と小さいため寄与は限られる。農林水産業は第2四半期に15.3%落ち込んで成長率を0.97ポイント押し下げており、上半期の作物生産が23.4%減ったことと符合する。なお同じ資料には2025年の四半期平均を100とする指数(第1四半期79.2、第2四半期94.4)も併載されているが、これは四半期ごとの季節性を示すもので前年同期比ではない。

この記事の日付 2026年8月20日 は、出典が発表された日です。

本サイトでの初出 2026年8月22日 21:25

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