アルメニア統計委員会が8月5日に公表した1〜6月の社会経済統計で、農業の落ち込みが作物に集中していることが分かった。作物生産は1,247億3,480万ドラムで前年同期比23.4%減。畜産は1,853億1,570万ドラムの2.5%減にとどまる。農業全体は3,100億5,050万ドラムで11.9%減となり、林業(21億2,920万ドラム、34.9%増)と漁業(328億8,820万ドラム、2.7%増)を加えた農林水産業の総生産は3,450億6,790万ドラム、10.2%減だった。
| 品目 | 2026年1〜6月 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 穀物 | 800トン | 70.4%減 |
| 果実・ベリー | 2万8,500トン | 68.3%減 |
| メロン類 | 1,600トン | 74.6%減 |
| 野菜 | 9万4,600トン | 7.6%減 |
| ジャガイモ | 3万8,400トン | 3.3%減 |
| 食肉用の家畜・家禽(生体重) | 3万9,200トン | 1.7%減 |
| 牛乳 | 31万7,600トン | 3.2%減 |
| 卵 | 4億2,900万個 | 4.1%減 |
| 花 | 1億1,900万本 | 7.9%増 |
押し下げは第2四半期に集中した。農業の生産指数は第1四半期が前年同期比94.8だったのに対し、第2四半期は85.1まで落ちている。果実・ベリー2万8,500トンのうち2万5,600トンはアララト州(1万3,400トン、66.1%減)とアルマヴィル州(1万2,200トン、72.4%減)の2州が占め、メロン類にいたっては全量がこの2州の産である。産地が偏っているぶん、局地的な不作がそのまま全国の数字になる。上半期の統計は作物によって収穫の初期段階しか含まないため通年の姿とは限らないが、同じ上半期に鉱工業生産は10.8%増、建設は24.5%増を記録しており、一次産業だけが逆を向いている。
