資料写真:刈り入れ後の干し草/Nikolay Olkhovoy(CC BY 3.0)出典

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カザフスタンの穀物収穫770万トン。前年のほぼ倍のペースで刈り取りが進んだ結果で、収量は1ヘクタールあたり14ツェントネル

カザフスタン農業省は8月28日、穀物の刈り取りが550万ヘクタール(作付面積の35.5%)まで進み、収穫量が770万トンになったと発表した。前年同期の390万トンから倍増したが、刈り取り面積も前年同期のほぼ2倍で、平均収量は1ヘクタールあたり14ツェントネルである。

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カザフスタン農業省は8月28日、収穫の進捗を発表した。穀物の刈り取りは550万ヘクタール、作付面積の35.5%まで進み、収穫量は770万トンに達した。前年同期の収穫量は390万トンだった。発表は基準日を「本日時点」としか書いておらず、以下は8月28日の発表で示された時点の数字である。

項目8月28日の発表
穀物の刈り取り面積550万ヘクタール(作付面積の35.5%、前年同期のほぼ2倍)
収穫量770万トン(前年同期390万トン)
平均収量1ヘクタールあたり14ツェントネル(1.4トン)
集荷企業への入荷102万5,200トン(前年同期14万5,500トン)
入荷した小麦の等級3等級78%、4等級14%、5等級と等外7%
秋の農作業向け軽油配分40万1,100トン、契約・支払済16万1,300トン、出荷済14万3,000トン
鉱物肥料2026年計画230万トン、契約・出荷済200万トン

発表が「前年同期のほぼ2倍」としているのは刈り取り面積である。収穫量770万トンを刈り取り面積550万ヘクタールで割ると1ヘクタールあたり14ツェントネルとなり、発表の平均収量と一致する。発表は前年同期の刈り取り面積を示していないが、面積が「ほぼ2倍」という記述から逆算すると前年同期は今年のほぼ半分で390万トンとなり、1ヘクタールあたりはほぼ同じ水準になる。収穫量が2倍なのは刈り取りが2倍進んだためであって、単位面積あたりの実りが良いからではない。

3等級78%という比率も対象が限られる。ライセンスを持つ集荷企業に入荷した小麦を測った数字で、入荷は穀物全体でも102万5,200トン、収穫量770万トンの13%程度にとどまる。入荷が前年同期の7倍という開きは、刈り取りの進み方が2倍であることだけでは説明がつかない。発表は理由に触れていない。

資材の手当ては肥料が先行している。鉱物肥料は2026年計画230万トンの85%が契約・出荷済みなのに対し、秋の農作業向け軽油は配分40万1,100トンのうち出荷済みが36%にとどまる。

刈り取りは作付面積の35.5%までしか進んでいない。単位面積あたりの収量が前年並みである以上、最終的な収穫量を左右するのは残る3分の2の刈り取りであって、現時点の「2倍」ではない。

この記事の日付 2026年8月28日 は、出典が発表された日です。

本サイトでの初出 2026年8月29日 16:13

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