東カザフスタン州知事府は9月9日、同州タルバガタイ地区のトゥグル村で、魚の養殖と高度加工を行う複合施設の建設が始まったと発表した。工場の基礎に記念カプセルを納める式典が開かれ、レナト・クルマンバエフ州副知事や投資家、村の住民らが出席した。式典を行った日付は発表に書かれていない。事業を手がけるのはZAISAN SEE(有限責任パートナーシップ)で、投資家はポーランド国籍のピョートル・バシエヴィチ氏である(氏名は州知事府のロシア語表記による)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東カザフスタン州タルバガタイ地区トゥグル村 |
| 事業者 | ZAISAN SEE(有限責任パートナーシップ) |
| 設計能力 | 水産加工品 年間最大4,000トン(州副知事の説明) |
| 稚魚の生産能力 | パイクパーチ(ザンダー)の稚魚 年間最大30トン |
| 雇用 | 稼働後に150人以上(同) |
| 主な手法 | 自然の状態またはそれに近い状態で育てる粗放的養殖 |
| 投資額 | 発表に記載なし |
繁殖と養殖から高度加工、完成品の製造、輸出向けの出荷までを一貫して行う体制をつくる計画で、外部市場で需要のある高価値の魚種の繁殖に力を入れる。パイクパーチの稚魚は年間最大30トンを生産し、水産資源の補充と商業養殖の拡大、州内での高付加価値品の増産につなげるとしている。将来はトゥグル村に水産業・養殖・水産加工の専門家を養成するカレッジを開く構想も示された。州知事府はこの事業を、トカエフ大統領が掲げる水産業と養殖の振興、加工の深化、雇用創出、輸出力の強化という課題に応えるものと位置づけている。投資額と完工・稼働の時期は発表に書かれていない。
