キルギスのカスィマリエフ内閣議長(首相)は8月20日、ビシュケクで石油製品の国内市場向け供給に関する会議を開き、関係機関に途切れのない供給の確保を指示した。内閣が発表した。キルギスの石油製品の年間需要は平均で150万トンを超え、調達はロシア、ベラルーシ、中国、ウズベキスタンの4か国との協力で賄っている。
会議では、担当の副議長と関係する国家機関の長が中央アジア各国の石油市場の現状を報告した。協議されたのは、石油製品の輸入、必要な在庫の積み上げ、そして石油製品の販売を手がける企業への国家補助金の3点である。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年間需要 | 平均150万トン超 |
| 調達で協力する国 | ロシア、ベラルーシ、中国、ウズベキスタン |
| 会議で協議した論点 | 輸入、在庫の積み上げ、販売企業への国家補助金 |
| 首相の指示 | 途切れのない供給の確保、状況監視の強化、市場で操業する各社との連携強化、新規の輸入契約の締結、国境での物流問題の処理 |
指示の並びが、キルギスの燃料調達が置かれた段階を示している。中国石油天然気集団(CNPC)との石油製品供給の合意でロシア一極の構図は崩し始めたが、今回の発表で名前が挙がった調達先は依然4か国にとどまる。そこへ「新規の輸入契約を結べ」という指示が重なるのは、契約の数をさらに増やさなければ供給が安定しないという認識の表れである。国境の物流に言及があるのは、契約が取れても現物が入ってこない局面を想定しているからで、在庫の積み上げと補助金がなお議題に残ることは、輸入価格と国内価格の差が埋まっていないことを示す。
