トルコ通商省は8月31日、2026年1〜7月のテュルク諸国機構(OTS)加盟国との貿易額が、前年同期比6.6%増の101億ドルになったと発表した。輸出と輸入の合計である。OTSの加盟国はトルコ、アゼルバイジャン、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスの5か国で、101億ドルはトルコから見た残る4か国との合計にあたる。
通商省がオブザーバーとして挙げるのは、トルクメニスタン、ハンガリー、北キプロス・トルコ共和国の3か国である。この3か国との1〜7月の貿易額は前年同期比5.1%増の61億ドルだが、ハンガリーと北キプロスを含むため、中央アジア・コーカサスの数字としては読めない。トルクメニスタン単独の額は発表にない。
国別の内訳が示されているのは2025年通期だけである。
| 2025年通期のトルコとの貿易額 | 金額 |
|---|---|
| カザフスタン | 78億ドル |
| アゼルバイジャン | 43億ドル |
| ウズベキスタン | 31億ドル |
| キルギス | 16億ドル |
| 加盟国との合計(通商省の発表値) | 169億ドル |
原発表は10億ドル単位で小数第1位まで(7.8、4.3、3.1、1.6)を示しており、四捨五入の差から、4か国を足した168億ドルは発表の合計169億ドルと一致しない。通商省は、加盟国との貿易額が2002年の8億7,100万ドルから2025年末までに約20倍になったとしている。
1〜7月の6.6%増は4か国をまとめた伸びで、どの国が伸ばしたのかは今回の発表では分からない。通商省は、経済・貿易の統合を強め、中間回廊がもたらす戦略的な優位を最大限に活用していくとも述べているが、これは方針の表明であって、新たな合意や目標値が示されたわけではない。
