キルギスの石油製品市場で事業を営む10社超の企業が、中国石油天然気集団(CNPC)と石油製品の供給で合意した。キルギス内閣府の発表を24.kgが伝えた。アクンベコフ副首相の新疆ウイグル自治区訪問に合わせ、ウルムチでの交渉を経て署名された。
供給はCNPC子会社の崑崙物流(クンルン・ロジスティクス)を通じて行われ、燃料と潤滑油が対象となる。協議では輸送の簡素化に重点が置かれた。役割分担も決まっており、エネルギー省が全体を調整し、運輸通信省と税関局が石油貨物の国境通過を迅速化し、外務省が運転手のビザ手続きを簡素化する。CNPCの羅一舟CEOは、通関の改善と「中国・キルギスのシームレスなエネルギー物流回廊」の共同構築に意欲を示した。
キルギスは燃料と潤滑油の大半をロシアから輸入してきたが、ロシア市場の混乱を受けて代替供給元の確保を急いでいる。ジャパロフ大統領は7月、安定供給と品不足の回避を内閣に指示。政府は購入価格と国内価格の差を埋める燃料輸入補助金を5月25日から9月30日まで導入した。7月中旬には中国とベラルーシからの最初の入荷が始まり、カザフスタンやウズベキスタンとも交渉が続いている。
本サイトが8月19日に伝えたとおり、アクンベコフ副首相はウルムチで中国石油化工(シノペック)とも会談していた。今回はそれとは別に、中国最大の石油企業CNPCとの間で具体的な契約に至った形である。ビシュケクのAI-92は8月時点でリットル87.9ソムまで上がっており、供給元の分散が価格に効くかどうかが次の焦点になる。
