キルギス国家統計委員会は9月14日、2026年1〜8月のGDP速報値を公表した。GDPは1兆3,968億ソムで、前年同期比11.0%増だった。同じ日の主要経済指標の発表では、1〜8月の鉱工業の生産額(総産出)は6,008億ソム、物量指数は前年同期比108.8%で、8月14日に公表された1〜7月の111.2%を下回った。
消費者物価は1〜8月に2025年12月比で7.6%上昇し、住民向けサービスの料金は11.4%上がった。地域別の2025年12月比ではオシュ州が17.3%と最も高く、1〜7月の14.9%から上がった。全国の8月の前年同月比は12.0%の上昇だった。
GDPの部門別の内訳(付加価値)は次のとおり。
| 部門 | 2026年1〜8月 | 前年同期比 | 構成比(前年同期→当期) |
|---|---|---|---|
| GDP | 1兆3,967億9,880万ソム | +11.0% | 100.0%→100.0% |
| 財貨を生産する部門 | 4,839億1,130万ソム | +18.6% | 32.0%→34.7% |
| うち農林水産業 | 1,034億5,280万ソム | +6.4% | 7.9%→7.4% |
| うち鉱工業 | 2,627億8,450万ソム | +8.8% | 17.7%→18.9% |
| うち建設 | 1,176億7,400万ソム | +61.0% | 6.4%→8.4% |
| サービスを提供する部門 | 6,883億6,040万ソム | +6.3% | 52.8%→49.2% |
| 生産物への純税(補助金控除後) | 2,245億2,710万ソム | +11.0% | 15.2%→16.1% |
全体の伸びは1〜7月の11.1%増とほぼ変わらないが、部門の勢いは分かれている。建設は61.0%増で、GDPに占める割合を前年同期から2.0ポイント上げた。鉱工業の内訳では、基礎金属の伸びが1〜7月の8.5%から1〜8月は3.1%に、鉱業の伸びが16.9%から8.9%に縮んだ。1〜7月の鉱工業の表から計算すると、基礎金属は生産額の45.2%を占める。生産が1.8倍になったコークス・精製石油製品と2.3倍の化学製品は、同じ計算で3.4%と0.3%にとどまる。速報値は農業、鉱工業、建設、商業、宿泊・飲食、運輸・通信の産出指数から推計したもので、統計委員会はこれらの部門の比重をGDPの約55%としている。
