キルギス国家統計委員会は8月14日、2026年1〜7月のGDP速報値を公表した。GDPは1兆1,727億4,800万ソムで、前年同期比11.1%増だった。財貨を生産する部門、サービスを提供する部門、生産物への純税のいずれもが伸び、押し上げに寄与した。
内訳は次のとおり。構成比は前年同期と当期を並べた。
| 部門 | 2026年1〜7月 | 前年同期比 | 構成比(前年同期→当期) |
|---|---|---|---|
| GDP | 1兆1,727億4,800万ソム | +11.1% | 100.0%→100.0% |
| 財貨を生産する部門 | 4,006億8,530万ソム | +19.9% | 30.9%→34.2% |
| うち農林水産業 | 749億8,580万ソム | +6.0% | 6.7%→6.4% |
| うち鉱工業 | 2,296億9,690万ソム | +11.1% | 18.0%→19.6% |
| うち建設 | 960億260万ソム | +60.6% | 6.2%→8.2% |
| サービスを提供する部門 | 5,844億4,040万ソム | +6.1% | 53.5%→49.8% |
| 生産物への純税(補助金控除後) | 1,876億2,230万ソム | +11.2% | 15.6%→16.0% |
伸びを引っ張ったのは建設で、前年同期の1.6倍にあたる60.6%増となり、GDP構成比も2.0ポイント上がった。鉱工業も1.6ポイント上げ、財貨側の構成比は合わせて3.3ポイント広がっている。反対にサービス部門の構成比は3.7ポイント下がったが、これはサービスが縮んだからではなく、6.1%増と伸びてはいるものの財貨側の速度に及ばなかった結果である。鉱工業の内訳では鉱業が16.9%増、製造業が11.8%増と伸びる一方、電気・ガス・蒸気・空調の供給だけが0.2%減となった。建設の勢いは1〜7月に完成した個人住宅が5,446戸・235億6,500万ソムという数字にも表れている。ただし今回は速報値で、農業、鉱工業、建設、商業、宿泊・飲食、運輸・通信という基幹部門の産出指数から推計したものである。統計委員会はこれらの部門がGDPに占める比率を約55%としている。
