ジョージア経済持続可能発展省は9月15日、イラクリ・コバヒゼ首相とマリアム・クヴリヴィシヴィリ経済持続可能発展相が、トビリシで計画される高層ビル「トランプ・タワー・トビリシ」の発表会に出席したと発表した。開発会社Archi Groupは事業ページで塔を62階建て、高さ280メートルとし、首相は発表会で、塔が2031年に、地区全体が2033年に完成するとの見通しを示した。首相の発言は、ジョージアの通信社コメルサント(Commersant)が伝えた。
コバヒゼ首相は、この事業が数千の雇用と、ジョージアの建設部門への複数年にわたる発注を意味すると述べ、「ジョージア政府は今後もこうした事業を揺るぎなく支援する」と語った。完成時期は、開発会社の発表には示されていない。
経済省の発表によると、クヴリヴィシヴィリ経済相は、不動産と建設の2部門がジョージア経済の15%超を占めると述べ、今回の事業を「ジョージアと米国の資本に基づく最大級の国際事業」と呼んだ。トランプ・オーガニゼーションのエリック・トランプ執行副社長はビデオ中継であいさつした。
4月に計画が発表された際、塔は約70階とされていたが、階数が変わった理由は示されていない。事業ページによると、設計はゲンスラー(Gensler)が担い、Archi Groupは塔がジョージアで最も高い建物になるとしている。所在地はサブルタロ地区のタマラシヴィリ通りで、中央公園に隣接する。高級ホテルのサービスを備えたトランプ・ブランドの住宅に、高級商業施設やレストランを組み合わせる。ガルト・アンド・タガート(Galt & Taggart)の月報によると、トビリシの住宅市場では2026年6月に新築・中古とも販売が急増していた。
事業ページは、塔の開発をArchi Groupと持株会社INVIAがトランプ・オーガニゼーションとのパートナーシップのもとで進めると説明し、The Sapir Organizationの役割をジョージア語版では「協力」、英語版と露語版では「共同開発」と書いている。INVIAは燃料販売のヴィソルや住宅開発のBiograpi Livingを傘下に持つ。
塔は、6棟で構成する複合開発「ダウンタウン・トビリシ」の一部である。Archi Groupは5月の発表で、この複合開発をBiograpi Livingとの戦略的提携による事業と説明し、総建設面積は約60万平方メートル、総投資額は約20億ドルの見積もりとしていた。コバヒゼ首相も発表会で、20億ドルの投資と60万平方メートルに触れた。誰がいくら出資するかは、いずれの発表にも書かれていない。
