アゼルバイジャン陸上運輸庁(AYNA)の集計で、8月21日に対ジョージア国境の赤い橋検問所に並んでいた貨物車は、入国と出国の両方向を合わせて700台だった。APAエコノミクスの照会への回答である。3日前の8月18日には、出国方向だけで同じ検問所に1,030台が並んでいた。
| 検問所 | 接する国 | 8月18日(出国のみ) | 8月21日(入出国双方) |
|---|---|---|---|
| 赤い橋 | ジョージア | 1,030台 | 700台 |
| マズムガラ | ジョージア | 0台 | 7台 |
| サムール | ロシア | 47台 | 134台 |
| アスタラ | イラン | 37台 | 52台 |
| ハノバ | ロシア | 発表なし | 1台 |
| ビラスヴァル | イラン | 発表なし | 0台 |
二つの発表は集計の範囲が異なる。増減を読めるのは赤い橋だけである。双方向で700台なら出国方向はそれ未満なので、1,030台からの減少幅は少なくとも3割になる。逆に、サムール、アスタラ、マズムガラの数字が前回より大きいことは、出国の列が伸びたことを意味しない。入国側の内訳が無いためである。
国家税関委員会は8月18日、両国の税関当局の指導部が混雑をめぐって協議したと発表した。翌19日には、赤い橋とマズムガラで双方向の車両が増えて生じた行列を解消するため、同日にジョージア側の担当者と会合を持ったと公表している。通過台数を増やし手続きを速めることを協議し、行列の機動的な調整と、通過時の問題を相手方との調整による解決で合意したという。
赤い橋の700台は他の検問所とは桁が違う。措置が手続きの簡素化にとどまるのか、通過地点の振り分けにまで及ぶのかは、まだ示されていない。次の集計が入出国を分けて公表されれば、効果の有無ははっきりする。
