カザフスタン北部パブロダルで、ガソリンの高オクタン価基材アルキレートを生産する工場の建設が進んでいる。エネルギー省の発表をクルシフ・メディアが伝えたところによると、投資額は355億テンゲで、事業主体は現地企業INTERTRANS C.A.。2027年第4四半期の稼働を予定する。
現場では地下水位低下工事が進み、製品タンクヤードとポンプ場の基礎、管理棟の建設が始まっている。主要な生産設備は2026年第4四半期に納入される計画だ。
フル稼働後は年9万7,600トンのアルキレートを生産し、原料としてブタン・ブチレン留分を年11万トン処理する。アルキレートはモーター燃料の高オクタン価配合成分で、環境基準K5のガソリン生産に用いられる。主な販売先は高オクタン価ガソリンを製造する国内企業で、輸出も検討されている。建設段階では最大500人、稼働後は178人の常用雇用を見込む。
エネルギー省は、この工場が原料の処理深度と石油ガス化学製品の付加価値を高めるとしている。折しも国内ではガソリン品質基準の引き上げと燃料の域外流出が続いており、基材の内製化は製油所の増産余地を左右する。計画どおり2027年内に立ち上がるかが焦点となる。
