タジキスタンのアシュト郡に建設された太陽光発電所が発電を開始し、国内の送電網へ最初のキロワット時を送った。同国のエネルギー水資源省が国営通信ホバルに伝えたところによると、現時点で稼働しているのは第1段階で、残る段階も2026年中に順次動き出す。
発表された数字は次のとおり。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 総容量 | 250メガワット |
| 年平均の発電量の見込み | 4億3,500万キロワット時 |
| 稼働状況 | 第1段階が稼働。残る段階は2026年中を予定 |
250メガワットも4億3,500万キロワット時も、すべての段階が動いた後の数字である点に注意がいる。この年平均の発電量は、250メガワットが1年を通じてフルに動いた場合の発電量のおよそ2割にあたる。ホバルは、この発電所の稼働が、再生可能エネルギーによる発電能力の引き上げ、グリーンエネルギー分野での国の戦略目標の実現、エネルギー安全保障の強化に相当の寄与をすると伝えた。世界銀行の事業評価文書によると、タジキスタンの国家開発戦略2030は、水力以外の電源である太陽光と風力を電源構成の1割以上へ広げることをエネルギー分野の目標に掲げている。太陽光の出力が伸びるのは水量も多い夏で、冬の電力不足を直接埋める性格のものではない。
