資料写真:ドゥシャンベ市街/Prince Roy(CC BY 2.0)出典

金融・投資

タジキスタンの1〜7月、輸出57.2%増も貿易赤字は43億7,790万ドル。外国資本の投資は23.5%減

タジキスタン統計庁の1〜7月報告で、輸出は17億8,270万ドルの57.2%増、輸入は61億6,060万ドルの38.6%増となり、貿易赤字は43億7,790万ドルに広がった。固定資本投資は35.9%増えたが、外国資本による分だけが23.5%減っている。

この記事が扱う国。国境は Natural Earth(パブリックドメイン)、点は各国の首都の位置。

タジキスタン大統領府附属統計庁が8月21日に公表した1〜7月の社会経済報告によると、輸出は17億8,270万ドルで前年同期比57.2%増、輸入は61億6,060万ドルで38.6%増となり、貿易収支の赤字は43億7,790万ドルとなった。輸出は6億4,830万ドル増えたが輸入は17億1,470万ドル増えたため、赤字はその差の10億6,640万ドル広がった計算になる。鉱工業生産は394億5,980万ソモニの13.1%増、全資金源による固定資本投資は197億6,120万ソモニの35.9%増だった。

投資を所有形態別に見ると次のとおりで、合計は原資料の内訳表の値である。総額を示す別表の197億6,120万ソモニとは10万ソモニの差がある。

所有形態1〜7月の投資額構成比前年同期の構成比
国家101億6,160万ソモニ51.4%49.7%
民間78億6,370万ソモニ39.8%34.9%
合弁3,140万ソモニ0.2%0.1%
外国17億440万ソモニ8.6%15.3%
合計197億6,110万ソモニ100.0%100.0%

輸出の伸びは1品目に集中している。貴金属・宝石類の輸出は前年同期の323万ドルから5億1,904万ドルへ増え、輸出全体の増加分の8割を占めた。ただし同じ分類の輸入も4,942万ドルから5億1,596万ドルへ増えており、赤字の縮小には結びついていない。従来の主力だったアルミなど卑金属の輸出は27.8%減の3億8,099万ドルである。投資では電力の生産・送電・配電が76億5,100万ソモニと全体の38.7%を占め1.6倍になった一方、外国資本による投資は構成比を15.3%から8.6%へ落とした。ログンを軸とする電力投資を国内資金が担う構図である。

この記事の日付 2026年8月21日 は、出典が発表された日です。

本サイトでの初出 2026年8月24日 16:52

← 記事一覧へ戻る