タジキスタン大統領府附属統計庁が8月21日に公表した1〜7月の社会経済報告によると、輸出は17億8,270万ドルで前年同期比57.2%増、輸入は61億6,060万ドルで38.6%増となり、貿易収支の赤字は43億7,790万ドルとなった。輸出は6億4,830万ドル増えたが輸入は17億1,470万ドル増えたため、赤字はその差の10億6,640万ドル広がった計算になる。鉱工業生産は394億5,980万ソモニの13.1%増、全資金源による固定資本投資は197億6,120万ソモニの35.9%増だった。
投資を所有形態別に見ると次のとおりで、合計は原資料の内訳表の値である。総額を示す別表の197億6,120万ソモニとは10万ソモニの差がある。
| 所有形態 | 1〜7月の投資額 | 構成比 | 前年同期の構成比 |
|---|---|---|---|
| 国家 | 101億6,160万ソモニ | 51.4% | 49.7% |
| 民間 | 78億6,370万ソモニ | 39.8% | 34.9% |
| 合弁 | 3,140万ソモニ | 0.2% | 0.1% |
| 外国 | 17億440万ソモニ | 8.6% | 15.3% |
| 合計 | 197億6,110万ソモニ | 100.0% | 100.0% |
輸出の伸びは1品目に集中している。貴金属・宝石類の輸出は前年同期の323万ドルから5億1,904万ドルへ増え、輸出全体の増加分の8割を占めた。ただし同じ分類の輸入も4,942万ドルから5億1,596万ドルへ増えており、赤字の縮小には結びついていない。従来の主力だったアルミなど卑金属の輸出は27.8%減の3億8,099万ドルである。投資では電力の生産・送電・配電が76億5,100万ソモニと全体の38.7%を占め1.6倍になった一方、外国資本による投資は構成比を15.3%から8.6%へ落とした。ログンを軸とする電力投資を国内資金が担う構図である。
