ウズベキスタン大統領府は10月5日、シャフカト・ミルジヨエフ大統領が石油ガス部門で進む大型事業の説明を受けたと公表した。説明では、今年採択された国営石油ガス会社ウズベクネフチガスに関する2本の決定の履行状況、天然ガスの生産指標、年末までの計画が取り上げられた。生産量の数字は発表に書かれていない。
発表の中で新しい数字が出たのは、フェルガナ製油所、ガス輸送網、年初からの探鉱の3点である。
フェルガナ製油所について、発表は主要な処理装置を補修した結果、ディーゼル燃料の生産が30%、ビチューメン(アスファルト)が60%増え、航空燃料(航空ケロシン)は5倍になったとしている。どの時期と比べた伸びかと、生産の量は書かれていない。製油所には原料の安定供給、既存設備の効率的な活用、債務の削減を組み合わせた対策を講じており、稼働率を年末までに40%から65%へ上げ、その後もさらに引き上げる計画だという。製油所の処理能力は示されていない。
ガス輸送網では、輸送能力を高める事業として、幹線ガスパイプラインの新設と圧縮機場の近代化を挙げた。一部の圧縮機場では最新の電動機を使う。露語版と英語版は、これらの事業によって供給の安定性が高まり、年に最大1億2,500万立方メートルの天然ガスを節約できるとしている。ウズベク語版は「最大」に当たる語を置かず、年1億2,500万立方メートルと書く。節約量は新設と近代化を合わせた効果として示されたもので、事業ごとの内訳、事業費、完成の時期は書かれていない。資金源についての提案も審議したとしている。
ウズベクネフチガスは8月26日、月末を待たずに1〜8月の天然ガス生産を151億立方メートルと公表している(ウズベクネフチガス、1〜8月の工業生産35.2兆スム)。
探鉱では、年初から5つの新しいガス田が見つかった。各地で80本の井戸を掘り、深さ6,000メートル以上に達する深井戸も含まれる。第4四半期にさらに40本を掘る計画である。田の種類は露語版とウズベク語版が「ガス田」、英語版が「ガス・コンデンセート田」と書いており、田の名前と埋蔵量は示されていない。ウスチュルト台地の深い地層の調査を重点に挙げ、外国のパートナーと新しい井戸の掘削、物理探査データの再解析、生産効率の改善を進めているとしたが、相手の名は書かれていない。
今年の3次元地震探査を前年の5倍に広げる計画にも触れた。大統領府が8月3日に公表した部門の会合では、物理探査会社の設備の近代化によって年間の3次元地震探査の面積を1,800平方キロから5,000平方キロへ広げるとしていたが、これは年を定めない目標で、今回の「前年の5倍」とは基準が異なる。
財務では、ウズベクネフチガスと傘下の大企業の1〜9月の合算の純利益が前年同期を上回り、借入の整理で債務が減り、高金利の借入の条件を見直して利払いの費用が減ったとした。いずれも金額は示されていない。
このほか、「独立25周年」ガス田で起きた事故の処理に中国の専門企業が加わり、現地に特殊な機材を運び込んで掘削地点の準備を進めていると説明した。発表は事故の発生時期と内容を書いていない。
大統領は、探鉱と掘削の成果を高めること、大型事業を綿密な計算と確定した資金源に基づいて進めることなどを指示した。示された数字のうち、製油所の稼働率は年末までの計画、ガスの節約量は事業を実施した場合の見通しであり、補修による増産も比べた基準が書かれていない。資金源の提案の中身も公表されていない。
