タシケント共和国証券取引所に上場する企業の時価総額が、2026年上期に50.4%増加した。同取引所の上期業績報告として、トレンド通信が伝えた。
指標も大きく上昇している。ウズベキスタン総合指数(UCI)は2025年末から46.24%上がり、上期末時点で1,088.07ポイントとなった。
取引の規模も示されている。上期の売買代金は6兆9,400億スム、およそ5億7,890万ドルにのぼり、同取引所の各取引基盤で49万365件の取引が成立した。
この伸びは、ウズベキスタンの資本市場が置かれている段階を反映している。ゴールト・アンド・タガートの分析によれば、同国の資本市場は民営化の受け皿としてまだ初期段階にあるが、個人投資家の参加は着実に広がっている。取引件数は2017年の2,572件から2024年には約44万7,000件へ増えた。2023年のIPOでは、市場が相応の規模の国有株放出を吸収できることが確認されている。
上期の49万件という数字は、2024年通年の44万7,000件をすでに上回る。参加の裾野は引き続き広がっているとみられる。
企業側の資金調達にも動きがある。アジア・アライアンス銀行は年利7%、償還3年の外貨建て社債2,000万ドルを発行する計画で、トレンド通信は同国の金融機関がドル建ての資金を投資家に求める動きが広がっていると指摘している。国内の政策金利が14%に据え置かれ、緩和を示唆する文言が指針から削られた状況が背景にある。
ただし時価総額が5割増えたという数字は、慎重に読む必要がある。上場企業数の増加によるものか、既存銘柄の株価上昇によるものかで意味が異なる。UCI指数が46%上がっていることから株価上昇の寄与が大きいとみられるが、新規上場の影響も含まれうる。市場規模そのものは、売買代金5億8,000万ドルという水準からわかるとおり、なお小さい。
