ジョージアの現地社債市場で発行が続いている。ゴールト・アンド・タガートの債券市場レポートによれば、2026年6月に起債されたのは自動車部品・車両販売のテゲタ・モーターズの2本で、1,500万ドルの2年債と500万ドルの0.5年債である。同月には3本が償還を迎えた。テゲタ・モーターズの2本(500万ドルの2年債、330万ドルの2年債)とTBCリースの1本(1,500万ラリ、3年債)である。
5月にも3本が発行された。テゲタ・モーターズの2本(750万ユーロ・2年債、350万ユーロ・2年債)とニュートリマックスの1本(1,000万ラリ、2年債)である。同じ発行体が短い間隔で複数回起債しており、市場の厚みというよりは特定企業の資金需要が発行額を形づくっている面がある。
政府も市場に出た。5月にジョージア政府は5.9年物、4億ラリのシンジケート国債を発行している。
国外の金利環境は対照的な動きを示した。米連邦準備制度は6月の会合で政策金利を3.50〜3.75%に据え置き、5会合連続の据え置きとなった。停戦により海上輸送が安定してブレント原油が1バレル73ドル前後まで下落した一方、総合インフレ率が4.2%へ跳ね上がり、新規雇用が5万7,000人にとどまる弱い雇用統計と相殺された。金利見通しの中央値は3.8%へ上方修正され、年内の利下げ期待は事実上消えた。
欧州中央銀行は6月に25ベーシスポイントの利上げを決めた。約3年ぶりの引き上げである。ユーロ圏のインフレ率は6月に2.8%へ小幅低下し、原油安がドイツやイタリアの経済に一息つかせたにもかかわらず、根強いコア物価を抑えるために踏み切った。ドイツがインフラと防衛に大規模な財政支出を続けていることも借入コストを押し上げており、欧州の債券市場は不安定な状態が続いている。
