ウズベキスタンのアジア・アライアンス銀行が、2,000万ドルの外貨建て社債を発行する。同行の監査役会の決定を受けてKAP DEPOが公表し、8月10日にOpenInfoに掲載された。トレンド通信が伝えた。
条件は公募、年利7%のクーポン、償還期間3年である。額面は1本100ドルで、利払いは四半期ごとに行われる。
注目すべきは、これが単発の動きではないという点である。トレンド通信は、ドル建ての資金を投資家から調達しようとするウズベキスタンの金融機関が増えていると指摘している。
同国の銀行がドル建て調達に向かう背景には、いくつかの事情が重なっている。ひとつは国内の金利水準である。ウズベキスタン中央銀行は政策金利を14%に据え置き、直近の指針からは緩和を示唆する文言を取り下げた。スム建ての資金調達は高くつく。
もうひとつは資金の使い道である。輸入設備や外貨建ての取引に充てる資金であれば、そもそもドルで調達したほうが為替リスクを負わずに済む。
ただし外貨建て調達には別のリスクがある。スムが下落すれば返済負担が膨らむ。ウズベキスタンは金の輸出を停止しており、外貨収入の柱のひとつが細っている状態にある。INGはこの点を、中央銀行が高金利を維持せざるを得ない理由のひとつに挙げていた。
なお同国の銀行株をめぐる動きも8月中旬に相次いだが、それらの詳報はトレンド通信の有料記事となっており、本稿では扱っていない。
