アゼルバイジャンの2026年1〜7月の綿花輸出額は1億7226万4470ドルとなり、前年同期比31.4%増えた。国家税関委員会の数字として、APAエコノミクスが伝えた。
同期間の綿花の輸入額は603万9370ドルで、2024年比6.6%増である。輸出が輸入の28倍あり、綿花については明確な出超となっている。
ただし規模は限られる。綿花は同国の輸出全体の0.89%、輸入全体の0.06%を占めるにすぎない。31.4%という伸び率が目を引くのは、母数が小さいためでもある。
それでもこの数字を追う理由はある。アゼルバイジャンの輸出は石油とガスに大きく偏っており、非資源部門の輸出をどう育てるかが長年の課題とされてきた。綿花は旧ソ連期からの生産基盤があり、国内に紡績と縫製の工程を持てば付加価値を国内に残せる品目でもある。
本サイトが伝えた同国の統計では、化学工業でも原料に近い品目が落ち込む一方、最終製品に近い品目が伸びている。綿花をそのまま輸出するのか、繊維製品まで加工して出すのかという選択は、同じ構図の農業版である。現時点の数字は、まだ原料としての輸出が伸びている段階を示している。
