ジョージアの農産物輸出で、加工品と生体家畜の双方が伸びている。環境保護・農業省と国家統計局の統計をもとに、ビジネス専門媒体BPNが伝えた。
まず果汁である。2026年1〜7月に輸出された果物・野菜のジュースは1万1,900トン、金額にして1,860万ドルだった。前年同期と比べて数量で37%(3,200トン)、金額で31%(430万ドル)増えている。7月単月では1,300トン、200万ドルで、前年同月比47%増と伸びが加速した。
仕向地は47か国に及ぶ。主要な市場の内訳はこうなっている。
| 仕向国 | 比率 |
|---|---|
| 米国 | 24% |
| オーストラリア | 21% |
| ロシア | 12% |
| ドイツ | 11% |
| イスラエル | 7% |
上位2市場が米国とオーストラリアで、合わせて45%を占める。ロシア向けは12%にとどまる。アルメニアが対ロシア輸出の急減で経済の1.5〜2%を危険にさらしているのと比べると、ジョージアの果汁輸出はすでに市場が分散している。
もうひとつは生きた牛の輸出である。2026年1〜6月の輸出額は2,574万6,000ドルで、直近3年で最も高い水準となった。過去の実績は2025年上期が2,305万ドル、2024年が1,386万8,000ドル、2023年が2,584万6,000ドルである。
仕向地は3か国に集中している。イラクが2,128万9,000ドルで大半を占め、アゼルバイジャンが414万7,000ドル、ウズベキスタンが31万400ドルと続く。イラク1国で8割を超える構図は、果汁とは対照的である。
輸入側は減っている。同期間の生牛の輸入額は448万5,000ドルで、前年同期の867万8,000ドルからほぼ半減した。輸入元はベラルーシが188万9,000ドルで最大、次いでロシアが56万5,100ドル、ラトビアが42万7,200ドルである。
輸出が増え輸入が減るという組み合わせは、国内の畜産の生産力が上向いていることを示す可能性がある。ただし生体のまま輸出するかぎり、食肉加工の付加価値は輸入国側に残る。カザフスタンが穀物の輸出から加工品への転換を課題としているのと同じ構造が、ジョージアの畜産にもある。
