ジョージア国家統計局(Geostat)の対外貿易統計によると、2026年1〜7月の食用鶏卵(HS 040721、孵化用を除く殻付き鶏卵)の輸入は1,888万0,590個・136万2,405ドルだった。前年同期の68万3,340個に対し、数量で27.6倍にあたる。
供給元も入れ替わった。2026年1〜7月はトルコが数量の92.2%、残りはベラルーシで、他の国からの輸入はない。前年同期はトルコがゼロで、トルクメニスタンが大半を供給していた。
| 1〜7月・食用鶏卵(HS 040721) | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|
| 輸入数量 合計 | 68万3,340個 | 1,888万0,590個 |
| うちトルコ | なし | 1,741万5,000個 |
| うちベラルーシ | 4万8,300個 | 146万5,590個 |
| うちトルクメニスタン | 63万5,040個 | なし |
| 輸入額 合計 | 3万6,254ドル | 136万2,405ドル |
流入は一定ではない。月別では3月の615万7,640個が最大で、5月は12万6,000個まで細り、7月は236万4,400個だった。4〜6月は534万1,350個で、前年同期は3万0,800個である。
国内生産は減っている。統計局が8月17日に公表した第2四半期の農業統計(速報値)では、鶏卵の生産が1億7,820万個で前年同期比1.8%減り、家禽の飼養羽数も1,058万9,100羽と4.8%減った。それでも規模は小さく、上半期は生産3億5,730万個に対し輸入1,651万6,190個で4.6%にあたる。
家禽開発協会のズラブ・ウチュンベガシュヴィリ代表は8月20日、ビジネスプレスニュース(BPN)に対し、生産減は鶏の日齢構成によるもので憂慮する水準ではないとしつつ、輸入品は国産より安く、放置すれば国内生産に響くと述べた。米国の鶏卵不足が解消してトルコが輸出先を振り向けたためだという。トルコ政府が輸出企業に1キログラムあたり2ドルを支払っているとも述べたが、この支払いは一次資料では確認できていない。
増えたのは食用に限られる。孵化用の鶏卵(HS 040711)の輸入は1〜7月に740万2,530個から621万1,170個へ16.1%減っており、家禽の羽数も減るなかで食用だけが伸びた形は、採卵基盤が広がらないまま食用の供給を輸入が埋めていることを示す。
