金融・投資

ジョージアの4〜6月の企業売上高は675億ラリで11.9%増、建設は7.1%減で唯一の前年割れ

ジョージア国家統計局が9月3日に公表した2026年4〜6月の企業統計で、企業部門の売上高は675億ラリと前年同期比11.9%増、生産額は257億ラリで10.7%増となった。部門別で売上高が前年同期を下回ったのは建設だけで7.1%減。被雇用者の平均月額報酬は2,471.5ラリと、前年同期から153.8ラリ増えた。

資料写真:トビリシの集合住宅/Mostafameraji(CC BY-SA 3.0)出典
この記事が扱う国。国境は Natural Earth(パブリックドメイン)。

ジョージア国家統計局(Geostat)が9月3日に公表した2026年4〜6月の企業統計によると、企業部門の売上高は675億ラリで前年同期比11.9%増、生産額は257億ラリで10.7%増だった。就業者数は平均82万8,400人で4.1%増、被雇用者の平均月額報酬は2,471.5ラリと前年同期から153.8ラリ増えている。調査は金融・保険や公務を含まない。

売上高・生産額・就業者数のいずれでも前年同期を下回った部門は建設だけである。売上高は32億3,500万ラリで7.1%減、生産額は37億270万ラリで3.2%減、就業者数も0.5%減の6万3,332人だった。Geostatは減少の理由に触れていない。月次の速報推計でも、対象期間にあたる4月と5月は建設で減少が記録された。ただし6月は逆に成長に寄与した部門として挙げられている。実質GDPは1〜7月に平均7.9%増と推計されている(7月の速報推計)。

売上高のシェアは芸術・娯楽・レクリエーションが36.5%で最大、卸小売・自動車修理が32.4%と続く。生産額では製造業20.5%、卸小売18.0%、建設14.4%が上位、就業者数では卸小売が29.5%で最大で、芸術・娯楽はどちらにも入らない。分類は欧州標準のNACE Rev.2に基づき、この部門には賭博・賭け事業が含まれる(ジョージアの賭博規制)。Geostatは売上高を「財・サービスの販売から受け取った収入(付加価値税と物品税を除く)」と定義しており、生産額とは測るものが違う。

部門売上高(百万ラリ)前年同期比生産額(百万ラリ)就業者数(人)
総計67,464.8+11.9%25,702.2828,354
芸術・娯楽・レクリエーション24,593.9+16.4%1,153.521,360
卸小売・自動車修理21,883.0+10.0%4,623.9244,228
製造業5,488.1+13.8%5,273.793,331
運輸・保管3,235.1+18.5%2,511.167,483
建設3,235.0−7.1%3,702.763,332
情報通信2,314.2+4.6%2,280.452,965

全体が二桁で伸びるなかで建設だけが前年同期を下回った。売上高のシェアは生産額や就業者数のシェアと食い違い、部門の規模は三つを併せて見るほかない。

この記事の日付 2026年9月3日 は、出典が発表された日です。

← 記事一覧へ戻る