ジョージア国家統計局(Geostat)が9月3日に公表した2026年4〜6月の企業統計によると、企業部門の売上高は675億ラリで前年同期比11.9%増、生産額は257億ラリで10.7%増だった。就業者数は平均82万8,400人で4.1%増、被雇用者の平均月額報酬は2,471.5ラリと前年同期から153.8ラリ増えている。調査は金融・保険や公務を含まない。
売上高・生産額・就業者数のいずれでも前年同期を下回った部門は建設だけである。売上高は32億3,500万ラリで7.1%減、生産額は37億270万ラリで3.2%減、就業者数も0.5%減の6万3,332人だった。Geostatは減少の理由に触れていない。月次の速報推計でも、対象期間にあたる4月と5月は建設で減少が記録された。ただし6月は逆に成長に寄与した部門として挙げられている。実質GDPは1〜7月に平均7.9%増と推計されている(7月の速報推計)。
売上高のシェアは芸術・娯楽・レクリエーションが36.5%で最大、卸小売・自動車修理が32.4%と続く。生産額では製造業20.5%、卸小売18.0%、建設14.4%が上位、就業者数では卸小売が29.5%で最大で、芸術・娯楽はどちらにも入らない。分類は欧州標準のNACE Rev.2に基づき、この部門には賭博・賭け事業が含まれる(ジョージアの賭博規制)。Geostatは売上高を「財・サービスの販売から受け取った収入(付加価値税と物品税を除く)」と定義しており、生産額とは測るものが違う。
| 部門 | 売上高(百万ラリ) | 前年同期比 | 生産額(百万ラリ) | 就業者数(人) |
|---|---|---|---|---|
| 総計 | 67,464.8 | +11.9% | 25,702.2 | 828,354 |
| 芸術・娯楽・レクリエーション | 24,593.9 | +16.4% | 1,153.5 | 21,360 |
| 卸小売・自動車修理 | 21,883.0 | +10.0% | 4,623.9 | 244,228 |
| 製造業 | 5,488.1 | +13.8% | 5,273.7 | 93,331 |
| 運輸・保管 | 3,235.1 | +18.5% | 2,511.1 | 67,483 |
| 建設 | 3,235.0 | −7.1% | 3,702.7 | 63,332 |
| 情報通信 | 2,314.2 | +4.6% | 2,280.4 | 52,965 |
全体が二桁で伸びるなかで建設だけが前年同期を下回った。売上高のシェアは生産額や就業者数のシェアと食い違い、部門の規模は三つを併せて見るほかない。
