資料写真:夕暮れのバトゥミ/Dmitry A. Mottl(CC BY-SA 4.0)出典

金融・投資

ジョージアの対イラン乗用車再輸出が1億1,902万ドル。前年同期は15万ドル

ジョージア国家統計局の統計で、2026年1〜7月の対イラン輸出は1億4,422.7万ドルと前年同期の8.6倍になった。押し上げたのは乗用車の再輸出1億1,901.6万ドルで、前年同期の実額は15万1,450ドル。786倍という倍率は比較の基準がほぼゼロだったことによる。

この記事が扱う国。国境は Natural Earth(パブリックドメイン)、点は各国の首都の位置。

ジョージア国家統計局(Geostat)の統計によると、2026年1〜7月の対イラン輸出は1億4,422.7万ドルで、前年同期の1,671.7万ドルから8.6倍に増えた。増加分の9割超が乗用車の再輸出で、乗用車(HS4桁の8703)は1億1,901.6万ドルに達した。前年同期の乗用車輸出は15万1,450ドルで、786倍という倍率は基準がほぼゼロだったことによる。

乗用車の月次では1〜3月が100万〜270万ドル台にとどまり、4月855.0万ドル、5月3,076.4万ドル、6月4,491.8万ドル、7月2,970.8万ドルと4月以降に跳ねた。前年は1〜3月がゼロだった。

主な輸出品目は次のとおり。

品目(HS4桁)2026年1〜7月対イラン輸出に占める比率
乗用車(8703)1億1,901.6万ドル82.5%
フェロアロイ(7202)1,266.8万ドル8.8%
製材(4407)335.2万ドル2.3%
プロピレン等の重合体(3902)166.2万ドル1.2%
葉巻・紙巻たばこ(2402)116.2万ドル0.8%

イランからの輸入は1億4,543.8万ドルで、前年同期の1億4,463.6万ドルからほぼ横ばいだった。貿易総額は2億8,966.5万ドルとなり、前年同期の1億6,135.4万ドルから79.5%増えた。伸びは輸出側だけで起きている。

1〜7月の貿易統計では、前年の輸出先首位だったキルギス向けが36.1%減、カザフスタン向けが34.4%減だった。いずれも中心は欧州車の再輸出で、仕向け地が入れ替わった形だ。倍率は基準の小ささによるが、絶対額でも7カ月で1億ドルを超え、制裁下のイランへの車両流入として無視できない規模である。

この記事の日付 2026年8月19日 は、出典が発表された日です。

本サイトでの初出 2026年8月20日 0:27

← 記事一覧へ戻る