ジョージア国家統計局(Geostat)の統計によると、2026年1〜7月の対イラン輸出は1億4,422.7万ドルで、前年同期の1,671.7万ドルから8.6倍に増えた。増加分の9割超が乗用車の再輸出で、乗用車(HS4桁の8703)は1億1,901.6万ドルに達した。前年同期の乗用車輸出は15万1,450ドルで、786倍という倍率は基準がほぼゼロだったことによる。
乗用車の月次では1〜3月が100万〜270万ドル台にとどまり、4月855.0万ドル、5月3,076.4万ドル、6月4,491.8万ドル、7月2,970.8万ドルと4月以降に跳ねた。前年は1〜3月がゼロだった。
主な輸出品目は次のとおり。
| 品目(HS4桁) | 2026年1〜7月 | 対イラン輸出に占める比率 |
|---|---|---|
| 乗用車(8703) | 1億1,901.6万ドル | 82.5% |
| フェロアロイ(7202) | 1,266.8万ドル | 8.8% |
| 製材(4407) | 335.2万ドル | 2.3% |
| プロピレン等の重合体(3902) | 166.2万ドル | 1.2% |
| 葉巻・紙巻たばこ(2402) | 116.2万ドル | 0.8% |
イランからの輸入は1億4,543.8万ドルで、前年同期の1億4,463.6万ドルからほぼ横ばいだった。貿易総額は2億8,966.5万ドルとなり、前年同期の1億6,135.4万ドルから79.5%増えた。伸びは輸出側だけで起きている。
1〜7月の貿易統計では、前年の輸出先首位だったキルギス向けが36.1%減、カザフスタン向けが34.4%減だった。いずれも中心は欧州車の再輸出で、仕向け地が入れ替わった形だ。倍率は基準の小ささによるが、絶対額でも7カ月で1億ドルを超え、制裁下のイランへの車両流入として無視できない規模である。
