金融・投資

カザフスタンの8月の消費者物価、前年同月比9.8%。前月比は7月と同じ0.6%

カザフスタン国家統計局が9月1日に公表した8月の消費者物価は、前年同月比が9.8%で7月の10.2%から下がった。前月比は0.6%で、発表は7月と同じ水準にとどまったとしている。前年同月比を部門別に見ると非食品11.4%、食品9.5%、有料サービス8.9%。国立銀行の次の政策金利の決定は9月4日にある。

資料写真:シムケントの街並み/Bekbal(CC BY-SA 4.0)出典
この記事が扱う国。国境は Natural Earth(パブリックドメイン)。点は本文に出てくる場所(アスタナ)。

カザフスタン国家統計局は9月1日、2026年8月の消費者物価の統計を公表した。8月の前月比のインフレ率は0.6%で、発表は7月と同じ水準にとどまったとしている。前年同月比は9.8%となり、7月の10.2%から0.4ポイント下がった。

項目2026年8月2026年7月
前月比0.6%0.6%
前年同月比9.8%10.2%
食品(前年同月比)9.5%10.1%
非食品(前年同月比)11.4%11.7%
有料サービス(前年同月比)8.9%9.2%

前月比で下がったのは季節性のある野菜・果物が中心で、じゃがいもが12.3%、ピーマンが11.9%、キャベツが9.7%安くなった。非食品では中古乗用車が5.3%下がっている。消費者物価指数は537品目の価格と料金を観測して算出し、2026年1月からのウェイトは食品41.1%、非食品28.4%、有料サービス30.5%である。

国立銀行は7月24日の政策金利のプレスリリースで、年間インフレ率が6月まで9か月連続で低下したとしていた。これに7月と8月を加えると11か月連続になるが、統計局の発表に連続月数の記述は無く、月次の系列から数え直した値である。ただし前月比は6月の0.8%から7月に0.6%へ下がった後、8月も同じ0.6%だった。政策金利は7月の決定で16.75%となり、上下1ポイントの幅が置かれている。次の決定は9月4日のアスタナ時間12時に公表される。国立銀行が同じプレスリリースで掲げる中期のインフレ目標は5%である。政府が2027年に置いたインフレの回廊は7.5〜9.5%で、その上限も8月の9.8%を下回る。

この記事の日付 2026年9月1日 は、出典が発表された日です。

本サイトでの初出 2026年9月2日 10:05

← 記事一覧へ戻る