カザフスタンエネルギー省は8月27日、フランスのSNF SAと協力覚書が署名されたと発表した。発表の文は受動態で、カザフスタン側の署名者を書いていない。見出しも「カザフスタンとSNFが署名した」としている。同省が主催し、8月26〜28日にアスタナで開かれている増進回収法(EOR)フォーラムの場である。覚書は、石油ガス分野向けのポリマー製品と機器の生産の現地化、先端技術の導入、関連する技能のカザフスタンへの移転を対象とする。同省は、この合意の枠内でSNF SAが現地の生産基盤の整備に最大1億ユーロを投資する可能性を検討していると説明した。投資の決定ではない。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 署名の当事者 | SNF SA(フランス)。カザフスタン側は発表に記載なし |
| 対象 | ポリマー製品・機器の生産の現地化、技術導入、技能移転 |
| 金額 | 最大1億ユーロ。同社が投資の可能性を検討する段階 |
| 署名の場 | EORフォーラム2026(8月26〜28日、アスタナ) |
| 発表が挙げる出席者 | エルラン・アクバロフ・エネルギー次官、SNFのフラビアン・ガティエ氏、油田サービス企業アルストロンの代表2名 |
新規の参入ではない。SNFは拠点の一覧にSNF Kazakhstanを掲げており、今回は既にある足場での生産の現地化にあたる。同社の広報ページに本件の発表はなく、最新の掲載は7月27日である。同省は同じ日に、フォーラムでの議論として、原油回収率が1パーセントポイント上がれば約3,300万トンの追加の石油につながりうるとの試算が示されたとも発表した。期間は示されておらず、2026年の生産計画9,600万トンのような年間の数字とは基準が異なる。ポリマー攻法はフォーラムで扱われた手法の一つで、SNFの製品はそこに直接かかわる。ただし現時点で確定しているのは覚書の署名までで、投資の判断も金額も同社の検討に委ねられている。
