カザフスタン国家統計局のデータをアスタナ・タイムズが伝えたところによると、2026年1〜7月の鉱工業生産は39兆9,700億テンゲ(約833億ドル)で、前年同期比3%増だった。牽引したのは製造業で、9%増の18兆8,300億テンゲと全体の47.1%を占め、この7カ月間では鉱業(18兆4,200億テンゲ、4.4%減)をわずかに上回った。
製造業の内訳では高い伸びが並ぶ。
| 業種 | 前年同期比 |
|---|---|
| 医薬品 | +38.5% |
| 金属加工品 | +35% |
| 化学 | +26.9% |
| 機械 | +22% |
| ゴム・プラスチック | +18.6% |
| 食品 | +13.9% |
一方、鉱業では原油生産が8.9%減、天然ガスが5.5%減だった。電力・ガス・蒸気供給は12.2%増、水道・廃棄物処理は9.5%増と公益部門も伸びた。
固定資本投資は11兆5,000億テンゲで実質7.7%増。投資先は鉱工業が全体の41.6%を占め、うち製造業が14.7%、鉱業が14%だった。支出の62.1%は建物・構築物の建設と大規模修繕に向かっている。
原油の減産局面で製造業が生産・投資の両面から穴を埋める構図は、資源依存からの脱却というより「資源の落ち込みに対する緩衝材」の段階にある。輸出収入の中身は依然として原油に集中しており、この点は貿易統計を確かめる必要がある。
