カザフスタン貿易統合省が8月18日に公表したデータをアスタナ・タイムズが伝えたところによると、2026年1〜6月の輸出は403億ドルで前年同期比8.6%増、輸入は315億ドルで5.4%増だった。貿易総額は7.2%増の718億ドル、貿易黒字は約89億ドルとなった。輸出の増加額は前年同期から約32億ドルである。
より注目されるのは非資源・加工品の動きである。この分野の輸出は17.6%増の152億ドルとなり、同分野の輸入の伸び(3%)のおよそ6倍のペースで拡大した。統計が利用できる期間では過去最高の水準にあたる。
輸出先の構成は次のとおり。
| 輸出先 | 2026年上半期 | 備考 |
|---|---|---|
| 中国 | 約75億1,000万ドル | 輸出全体の18.6%で首位 |
| イタリア | 約69億8,000万ドル | |
| トルコ | — | 輸出全体が94.3%増 |
| 英国 | 6億7,180万ドル | 2.7倍 |
トルコ向けは非資源・加工品だけでも9億5,000万ドルから19億1,000万ドルへほぼ倍増した。中国向けの非資源・加工品も12.1%増の36億7,000万ドルとなり、トルコ・英国・中国の3市場だけで前年同期比約18億ドルの上積みを生んだ。
鉱工業生産で製造業が9%増と鉱業の落ち込みを埋めたのと同じ変化が、輸出面にも現れている。ただし輸出収入に占める原油・石油製品の割合は依然として46.5%であり、非資源分野の伸びが構造の転換なのか一時的な改善なのかは、複数年の推移で確かめる必要がある。トルコ向けの急伸が中間回廊の物流拡大と結びついているかも、今後の論点になる。
