キルギス内閣は10月5日、格付け会社ムーディーズ(Moody's)がキルギスのソブリン格付けをB3からB2へ1段階引き上げ、見通しを「安定的」としたと発表した。
国営通信カバルが伝えた内閣の発表によると、ムーディーズは経済成長の継続と経済の多角化、1人あたりGDPの増加、大規模なインフラ投資、公的財政の強化を挙げた。発表は、政府債務の対GDP比が下がっていることや、歳入の基盤を強め財政の効率を高める財政政策にも触れている。
内閣は、格上げで長期の資金を有利な条件で調達しやすくなり、国内の銀行や企業もユーロ債などで国際資本市場から調達する機会が広がると説明した。発表によれば、国際格付けについての内閣の助言役は投資銀行オッペンハイマー・ヨーロッパである。
| 公表(報道)日 | 公表した機関 | 長期格付け | 見通し |
|---|---|---|---|
| 2025年7月15日(報道) | 経済商業省(国営通信カバルが報道) | B3(据え置き) | 安定的からポジティブへ |
| 2026年10月5日 | 内閣 | B3からB2へ引き上げ | 安定的 |
国営通信カバルが2025年7月15日に経済商業省の発表として伝えたところでは、ムーディーズはこのとき見通しを「安定的」から「ポジティブ」へ改め、B3を据え置いた。同省の発表は、政府債務の対GDP比が2020年の64%から2024年の37%に下がったことを特に挙げていた。キルギスのGDPは2026年1〜8月に前年同期比11.0%増だった(1〜8月のGDP速報)。
