トルクメニスタン国営通信TDHは7月10日、同国の農家が国への穀物納入の契約義務を果たしたとして、セルダル・ベルディムハメドフ大統領が出席する式典が開かれたと伝えた。TDHによれば、選別した小麦140万トン超が国家の倉庫に納められた。数字は式典の場で示されたもので、算定の根拠となる統計は公表されていない。
| 項目 | 発表の内容 |
|---|---|
| 国家倉庫への納入量 | 選別小麦140万トン超 |
| 発表の場 | セルダル・ベルディムハメドフ大統領臨席の式典(7月10日) |
| 買取価格 | 大統領令により引き上げ |
| 導入を進める技術 | 精密農業、点滴灌漑などの節水技術、デジタルシステム |
| 出席者 | 閣僚会議副議長、各州知事、軍・法執行機関の長 |
TDHの記事は式典の様子が中心で、作付面積も単収も州別の内訳も出てこない。前年との比較もない。したがって140万トンという数字は、契約義務の達成を宣言する文脈で示された納入量であり、収穫全体の量とも、その増減とも結び付けられない。買取価格の引き上げと点滴灌漑の導入は、いずれも大統領令に基づく施策としてTDHが並べているが、価格の水準も導入面積も記されていない。トルクメニスタンの農業統計を外部から確かめる手段は乏しく、この数字も同国政府の発表としてそのまま受け取るほかない。
