資料写真:夕方のレギスタン広場/Ozodbek Erkinov(Unsplash License)出典

金融・投資

ウズベキスタンの非観測経済がGDPの22.9%。上半期245.5兆スム、6割が農業

ウズベキスタン国家統計委員会によると、2026年上半期の非観測経済の付加価値は245兆5,000億スムでGDPの22.9%に相当した。うち家計・個人の活動が165兆5,000億スム、隠された経済が80兆スム。分野別では農林水産業が6割を占める。

この記事が扱う国。国境は Natural Earth(パブリックドメイン)、点は各国の首都の位置。

ウズベキスタン国家統計委員会によると、2026年1〜6月の非観測経済(統計に捕捉されない経済活動)が生み出した粗付加価値は245兆5,000億スムで、同期間のGDPの22.9%に相当した。

内訳は次のとおり。

区分金額対GDP比
家計・個人の活動165兆5,000億スム15.4%
隠された経済80兆スム7.5%
合計245兆5,000億スム22.9%

分野別では、この2区分を合わせた活動のうち農林水産業が60.5%を占め、サービスが23%、建設が17.8%、鉱工業が6.7%と続いた。1〜3月時点の非観測経済の粗付加価値は102兆7,000億スムだった。

非観測経済とは、自家消費のための農作物生産や小規模な自営業のように統計調査が届かない活動と、意図的に申告されない活動の両方を指す。GDPの2割強という水準は、統計の推計手法が異なるため国際比較は難しいものの、税収基盤の狭さと表裏一体である。農業が6割を占めるという構成は、この経済がいわゆる脱税というより、農村部の自給的な生産に厚みがあることを示している。政府が事業者への罰金引き下げや許認可の廃止を進めているのは、届出のコストを下げて捕捉率を上げる狙いも含む。

この記事の日付 2026年8月19日 は、出典が発表された日です。

本サイトでの初出 2026年8月19日 20:49

← 記事一覧へ戻る