ウズベキスタン国家統計委員会によると、2026年1〜6月の非観測経済(統計に捕捉されない経済活動)が生み出した粗付加価値は245兆5,000億スムで、同期間のGDPの22.9%に相当した。
内訳は次のとおり。
| 区分 | 金額 | 対GDP比 |
|---|---|---|
| 家計・個人の活動 | 165兆5,000億スム | 15.4% |
| 隠された経済 | 80兆スム | 7.5% |
| 合計 | 245兆5,000億スム | 22.9% |
分野別では、この2区分を合わせた活動のうち農林水産業が60.5%を占め、サービスが23%、建設が17.8%、鉱工業が6.7%と続いた。1〜3月時点の非観測経済の粗付加価値は102兆7,000億スムだった。
非観測経済とは、自家消費のための農作物生産や小規模な自営業のように統計調査が届かない活動と、意図的に申告されない活動の両方を指す。GDPの2割強という水準は、統計の推計手法が異なるため国際比較は難しいものの、税収基盤の狭さと表裏一体である。農業が6割を占めるという構成は、この経済がいわゆる脱税というより、農村部の自給的な生産に厚みがあることを示している。政府が事業者への罰金引き下げや許認可の廃止を進めているのは、届出のコストを下げて捕捉率を上げる狙いも含む。
