エネルギー・資源

ウズベキスタンの液化ガス、上限撤廃後の9月17日に取引所の日次平均が60.6%高。23日は1トン1,159万8,300スムで3営業日続落

大統領決定PQ-326(9月12日署名、15日施行)が、液化ガスを取引所で売る価格の、出品価格に対する上昇限度の設定を廃止した。取引所の日次平均は施行翌日16日の1トン741万2,200スムから17日に60.6%高となり、18日の1,221万7,000スムを高値に23日は1,159万8,300スムへ下げた。

資料写真:ガス処理プラント/Kinkz27(CC BY-SA 4.0)出典
この記事が扱う国。国境は Natural Earth(パブリックドメイン)。点は本文に出てくる場所(アンディジャン)。

ウズベキスタンで、取引所で売買される液化ガス(LPG)の価格に設けられていた上昇限度が撤廃された。根拠は9月12日に署名され、9月15日に公布・施行された大統領決定PQ-326である。第3項(b)は、共和国の企業が生産する液化ガスと輸入される液化ガス(自社の販売店で売る分を除く)は取引所の取引を通じてのみ販売されると定めたうえで、取引所を通じて売却する価格の、取引に出す際の価格(出品価格)に対する上昇限度(スプレッド)の設定を廃止すると明記している。

ウズベキスタン共和国商品原料取引所が公表している日次平均価格によると、決定が施行された翌日の9月16日、液化ガスは1トンあたり741万2,200スムだった。日次平均が跳ねたのは施行の2日後にあたる17日の取引で、前営業日比60.6%高の1,190万4,900スムになった。上げ幅は取引所の公表値で449万2,800スムである。18日はさらに2.6%上がって1,221万7,000スムをつけ、16日から18日までの上昇率は取引所の公表値から計算すると64.8%にあたる。21日以降は3営業日続けて下がり、21日が1.4%安、22日が1.3%安、23日が2.4%安の1,159万8,300スムだった。23日の価格は16日と比べると56.5%高い(計算値)。出来高は16日の666.0トンから23日は1,784.0トンに増えている。

取引日日次平均価格(1トン)前営業日比出来高
9月16日741万2,200スム—666.0トン
9月17日1,190万4,900スム60.6%高914.0トン
9月18日1,221万7,000スム2.6%高1,114.0トン
9月21日1,204万1,400スム1.4%安1,584.0トン
9月22日1,188万2,800スム1.3%安1,524.0トン
9月23日1,159万8,300スム2.4%安1,784.0トン

決定の第3項(b)には、上昇限度の撤廃を適用する日は書かれていない。決定はこのほか、11月1日から新設のLPG-Trade社が取引所で液化ガスを買い付けて住民に供給する仕組みを導入すると定め、10月1日からアンディジャン州で事業者が輸入した液化ガスを家庭用ボンベにより自由価格で消費者へ直接届ける実証事業の提案に同意している。住民に国が定める規制小売価格で供給することに伴う価格差と経済的に妥当な費用は、共和国予算からLPG-Trade社に補填するとも定めている。液化ガスが載る日次表に印字されているのは平均価格と前営業日比、出来高で、価格が動いた理由の説明は付いていない。19日(土)と20日(日)は日次の公表がない。取引所は日次表を翌営業日に公表しており、24日の取引結果は現地時間24日夜の時点では出ていない。今回の変更より前の8月については、ウズベキスタンの消費者物価は前年同月比6.2%で、統計委員会は主要な公共料金は変わらなかったと説明している。

この記事の日付 2026年9月24日 は、出典が発表された日です。

本サイトでの初出 2026年9月25日 0:25

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