デンマークの飲料大手カールスバーグ・グループは2026年10月5日、ジョージアとアルメニアでペプシコの清涼飲料の瓶詰めを担う2社を買収する契約に署名したと発表した。対象はジョージアのイベリア・リフレッシュメンツ(Iberia Refreshments)と、アルメニアのJIペプシコーラ・ボトラー・アルメニア(JI Pepsi Cola Bottler Armenia)で、両社の現在の所有者であるReveryから取得する。両社はそれぞれの国でペプシコの現在の瓶詰め会社である。
アルメニアの取引は、アルメニア政府の規制上の承認が条件とされている。発表は、取引全体が完了した後にジョージアとアルメニアが同社の事業国になるとしており、現時点では完了していない。買収額は公表されていない。
買収が完了すると、カールスバーグは両国でペプシコの清涼飲料の製造・販売・流通を担う。同社は、両国を加えることで南コーカサスに事業の集積ができ、すでに定着しているアゼルバイジャンの事業を生かせると説明している。
アゼルバイジャンでは、同社が7月30日に、2027年1月1日からペプシコの瓶詰め会社になると発表していた。そのときの発表では、ヒルダランのビール工場を拡張してペプシコの製品を造り、同国での事業規模はおよそ倍になる見込みとしていた。今回の発表で、同社の幹部ニコス・カライツィダキス氏(中東欧・インド担当の執行副社長)は、約2か月前のアゼルバイジャンに続く拡大だとし、地域全体で複数の飲料をそろえる基盤にすると述べた。
今回の契約が発効すると、カールスバーグがペプシコと瓶詰め契約を結ぶ市場は17になる。英国、アイルランド、ノルウェー、スウェーデン、スイス、カザフスタン、キルギス、ラオス、カンボジアに、2029年からのデンマーク、フィンランド、バルト3国、2027年からのアゼルバイジャン、買収完了後のジョージアとアルメニアが加わる。
発表は、売り手のReveryの事業内容や、ジョージア側で当局の承認が必要かどうか、取引完了の見込み時期には触れていない。
