アルマトイ近郊の新都市アラタウで、ビジネス地区「ゲート・ディストリクト」と超高層棟「アイコニック・コンプレックス」を開発するアラタウ・シティ・アイコニック・コンプレックス社が、外国企業への設計・コンサルティング発注を積み上げている。クルシフ・メディアが開発に参画するカスピアン・グループの報告書を基に伝えたところによると、2026年初から5月までに決定した契約は計14億テンゲを超えた。
最大の契約は中国建築(CSCEC)子会社のCSCECインターナショナル・コンストラクションとの289万ドル(約13億7,000万テンゲ)で、ゲート・ディストリクトの建設・開発コンサルティングを担う。英国のザハ・ハディド・アーキテクツは同地区の象徴的建物群と7ヘクタールのビジネスパークのコンセプトデザインを、ミラノの都市計画会社MIC-HUB(2,250万テンゲ)は交通計画・モビリティ設計を受け持つ。韓国のスマートシティ事例を視察する政府代表団の派遣にも4,040万テンゲが充てられた。
報告書ではこのほか、アラタウ市の直接のデベロッパーであるアラタウ・シティ・プロパティーズの株式20%を、アスタナ国際金融センター(AIFC)登記のアラタウ・アセッツ・マネジメントに286億テンゲで売却したことも明らかにされた。
大統領肝いりの新都市構想に世界的な設計事務所と中国国有ゼネコンが同時に入る構図で、構想段階から実施段階への移行を示す動きといえる。もっとも開発を主導するカスピアン・グループは2025年に4億4,560万テンゲの損失を計上しており、収益化はこれからの課題だ。
