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キルギス、白糖6か月・リンゴ2027年2月1日までの輸入禁止案を公開協議に。EAEU加盟国からの輸入も対象

キルギスの水資源・農業・加工産業省は10月8日と9日、白糖の輸入を6か月、リンゴの輸入を2027年2月1日まで一時禁止する内閣決議の案を公開協議に出した。両案はEAEU加盟国からの輸入も対象とする。粗糖を含む砂糖の項全体の1〜7月の輸入量は、前年同期の4.06倍だった。

資料写真:キルギスの山岳とユルト/Ninara from Helsinki, Finland(CC BY 2.0)出典
この記事が扱う国。国境は Natural Earth(パブリックドメイン)。点は本文に出てくる場所(ビシュケク)。

キルギスの水資源・農業・加工産業省は、白糖の輸入を6か月、リンゴの輸入を2027年2月1日まで一時的に禁止する内閣決議の案を、10月8日と9日に法令案の公開協議ポータルへ掲載した。いずれも協議中の案で、内閣はまだ決定していない。

案掲載日(協議の期限)対象の商品コード禁止の期間EAEU加盟国からの輸入
白糖10月8日(10月23日)170199100、1701991001、17019910096か月対象
リンゴ10月9日(10月24日)0808 102027年2月1日まで対象
ジャガイモ9月29日(10月14日)0701 90 500 06か月案に記載なし
建材(決議No.614の改正)9月30日(10月10日)附属書1を差し替え現行の決議で6か月対象外(現行どおり)

砂糖の案は、エクストラ等級の白糖、通過貨物、再輸出向け、発効前に出荷したものを除外し、決議の発効(公式公布の10日後)の3日後に禁止を始めるとしている。説明資料によると、粗糖を含む1701項全体の1〜7月の輸入量は6万6,939.2トンで、前年同期(1万6,479.2トン)の4.06倍だった。同項の供給国はブラジル2万9,960.3トン、ロシア2万1,232.4トン、アゼルバイジャン8,638.6トンの順。

同省は砂糖クラスターの要請を受けて案を作り、9月8日の食料安全保障・栄養評議会が提案の準備を支持したと説明する。白糖の年間需要を12万トン、禁止期間6か月分を約6万トンとし、2026〜27年のシーズンに8.4万トンの生産を計画しているという。9月23日時点で、ロシアのクラスノダールの卸値に為替と輸送を織り込んだビシケクまでの供給の目安は1kgあたり約51ソムで、国内生産の損益分岐点の約60.38ソムを下回るとしている。

リンゴの案の説明資料では、2026年の生産見込みは17万9,393トン。輸入は2025年の2,960.36トンに対し、2026年1〜8月に6,438.9トン(うちポーランドから3,554.1トン、中国から1,696.8トン)だった。1〜8月の輸出は1万779.52トンで、前年同期より13.3%減った。

両案は、第三国とEAEU加盟国の両方からの輸入を禁止すると明記し、加盟国間の通過を含め通過貨物は除く。根拠にEAEU条約第29条と第47条を挙げ、世界貿易機関(WTO)とユーラシア経済委員会などへの通報を定める。9月に決まった建材の輸入禁止(決議No.614)は、EAEU加盟国の領域からの搬入を対象外にしている。

経済商業省が9月30日に出した同決議の改正案は、ガラスとタイルの対象を細目と寸法で特定し直す。ガラスは7003項と7004項を外し、7005項は厚さ別の3細目に限る。タイルはコードを8つに増やす一方、58×58cmから62×122cmまでの10種の寸法に限る。例外には、内閣が結んだ投資協定に基づく輸入と、禁止の開始前に出荷され改正の発効から3週間以内に搬入される貨物を加える。

9月29日に出たジャガイモの案は、1〜7月の輸入2万4,715.3トンのうち中国からが2万1,431.9トンだったとし、2026年の生産見込み124万9,700トンは算定した需要の156.3%にあたるとしている。

砂糖とリンゴの案はどちらも、水資源・農業・加工産業省と経済商業省に生産・在庫・価格の月次の監視を課し、供給不足の恐れがあれば禁止の早期撤廃か変更を内閣に提案するよう定めている。

この記事の日付 2026年10月8日 は、出典が発表された日です。

本サイトでの初出 2026年10月10日 20:12

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