カザフスタンの財務報告デポジタリ(DFO)に8月31日、オランダ法人LUKOIL Overseas Karachaganak B.V.のアクサイ支店の2025年12月期財務諸表が登載された。KPMG Auditが8月28日付で適正表示の意見を出している。報告主体はこの支店で、カラチャガナク油ガス田の生産物分与契約に持つ権益を計上する。持分は資産・負債・費用について13.5%だが、売上に対応する比率はこれより低く、2025年の年平均で8.82%(2024年は8.34%)である。
当期利益は1億5,030万6,000ドルで、前年から19.5%減った。
| 項目 | 2025年 | 2024年 |
|---|---|---|
| 売上高 | 4億7,972万8,000ドル | 5億3,710万7,000ドル |
| 売上原価 | 1億8,254万6,000ドル | 1億8,688万9,000ドル |
| 営業利益 | 2億5,314万2,000ドル | 3億328万ドル |
| 税引前利益 | 2億4,122万6,000ドル | 2億9,489万4,000ドル |
| 法人所得税 | 9,092万ドル | 1億819万2,000ドル |
| 当期利益 | 1億5,030万6,000ドル | 1億8,670万2,000ドル |
売上高のうち輸出は4億6,753万6,000ドル。内訳はスイス2億6,089万ドル、イタリア7,975万4,000ドル、英国7,913万1,000ドル、米国4,776万1,000ドルの4か国。これに国内販売1,219万2,000ドルを足したものが売上高になる。
注記は、2025年10月に英米がルクオイル本体などを制裁対象に加え、11月14日に米OFACが一般ライセンス124Bでカラチャガナク事業の操業・保守・油田サービスの取引を除外したと記す。オランダ法人は支払いが一時制限され、共同操業契約に基づく11月と12月分の資金請求を期日に履行できずに同契約上の一時的なデフォルトに陥り、12月29日に解消された。
税引前利益の減少幅5,366万8,000ドルは売上高の減少幅5,737万9,000ドルとほぼ同じで、費用側の圧縮は小さい。決算日後の注記は、CPCの制約が2026年1月と7月に生産量を押し下げたと記す。カザフスタンは2026年の石油生産計画を9,600万トンへ改定している。
